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INFP-A

うまく説明するのが難しいが、23番と一体化した後に身体の感覚が少し変わった。暖かく、そして柔らかくなった感じがする。自律神経が関係しているのかも?

メンタルも少し変化した。

23番はもともと身体の右側の少し離れたところにいた。少なくとも高校生ぐらいのとき(ということは数十年前)には、彼女はそこにいた。自分自身が身体から離れている感覚があるときの自分と身体の距離よりも、時折彼女を感じたときの彼女と身体の距離の方が近いぐらいのところに(ややこしいけれど文章のとおり)。彼女の存在に気付いてから長らくの間、右側にいるものは幽霊かなにかだろうか?と思っていたが、昨年のカウンセリングをきっかけにコミュニケーションがとれるようになってその正体がわかったら自分自身の一部(パーツ)だったわけで、どうりでずっといるはずである。

一体化した後の彼女は、だいたい半分ほど私の身体の中に入ってきている感じがする(前書いたようにしっとりとした感じがする)。そして、とても穏やかな気持ちになる。


以前書いたように、MBTIでいうと私はINFPの中のTタイプ(INFP-T)であった。下の記事にあるようにTが54%。


少し変化したのならMBTIも変わってるかも、もしかして一度なったことのあるENFPになってるかもと思ってやってみたら、INFPのままAタイプに変わっていた。Tが24%に減って、Aが76%ぐらい。そして、なんと、Iは増えて75%ぐらいになっていた。自分に対する内向度アップである。理屈はあってる気がする。

Aが増えたのもIが増えたのも一体化したことで自分自身のことを感じる密度が大きくなったのが原因かも。しかし、INFPであることそのものは、(よく言われているらしいが)変わらないものだねえ。


そしてこの前、机の中を整理していたら、MBTIと同じく過去に職場でやらされたストレングスファインダーの結果を書いたメモが出てきた。上位のものがわかるという簡易版の結果で、全要素の順位が出てくるらしいフルテストではないところが微妙にせこい職場な感じだが。

メモには、戦略、着想や内省という代表的な思考のストレングスに、成長促進がくっついた結果が書かれていた。このことはすっかり忘れていたけれど、確かに着想や戦略は仕事でとても役に立っている。それなりに意味のあるテストなのかもしれない。

ストレングスファインダーは有料(しかも結構お高い)でもあるし今回はやってないが、今やったら違う結果が出るのかもしれない。


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15日配信開始のテイラーのThe Eras Tour Movieを見るためにDisney+にサブスクした(すごーーーーーーく良かった。Taylor Swift Productionsの猫のマークがばーーんと出た後にあるアコースティックコレクションという30分弱もあるおまけも素晴らしくて、個人的にMaroonは必見)。

すると、ラストリペアショップという映画がたまたまトップに表示されたので見てみた。なんだか70年代の映画のイメージ画みたいな感じだが、ドラマではなくてドキュメンタリー映画である。

見た後で知ったが、アカデミー賞短編ドキュメンタリー映画賞を受賞したらしい


ラストリペアショップというのは、文字通り、最後の補修工房のことで、アメリカには、貧しいなどの理由で楽器を買えない生徒に無料で貸し出す制度がある(あった)らしく、カリフォルニアがその制度の残る唯一の場所だという。その補修工房を描いたドキュメンタリーだった。本当に素晴らしい映画なので、Disney+と契約している人はぜひ見て欲しい。

映画は、弦楽器、金管楽器、木管楽器、ピアノの各楽器の補修担当の人のエピソートで構成されている。最初は、弦楽器の補修担当のDana Atkinsonさんのエピソードだった。

はじめてDanaさんの目をみたときに、ああ、この人のことを私はとても好きだな、実際に会ったら絶対に好きになるな、と感じた。私の中のパーツたちは大騒ぎしていた。

Danaさんは、安直な表現で申し訳ないが、悲しみの上に深い愛情が重なっているような目をしていた。そして、雰囲気は23番にとてもよく似ていた。

他人に対してそんな風に感じることは極めて稀で(これまで一度もなかったかもしれない)、何故そう感じたのか不思議だったが、Danaさんの語る言葉を聞いて、多分、このことがDanaさんを見た瞬間にわかったからじゃないかなと感じた。

Danaさんは、うろ覚えの概略なのだけれど、こう言っていた。

弦楽器のひびは接着剤で補修できる。愛とサポートのある家庭に育つ子たちもいる。でも、どうしようもなく機能不全な家庭に育つ子たちもいる。彼らの心は壊れてしまう。心に入ったひびは決して接着剤では治すことができない。本当に長い時間にわたるケアが必要になる。そして、楽器によって心が救われることがある。


接着剤では治すことができない。

その言葉を愛と自らの経験で語ってくれる人を長年待っていたのだ、私は。


バラバラになってしまった私たちは。


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日曜日の朝の夢では、中学生ごろのパーツに会うことができた。その子は、誰もいない教室の一番後ろの隅の席で、行くところがないと言って一人で泣いていた。最初は女の子だと思ったけれど、ゆっくりと変化して男の子になり、女の子に戻ったりしながら揺らいでいた(量子ビットの重ね合わせみたいなものと思ってください)。


その子に会ったことで初めて、当時、私は寂しかったのだなということに気付いた。


彼女(彼)と、彼女(彼)を長らく庇護していたらしい23番にありがとうとお礼を述べて、私は目を覚ました。