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成人式を終えて思ったこと

俺の地域では成人式は行われず、出身中学校にてフォトスポットの開設がされた。

俺は中学生の頃から成人式なんてどうせ面倒だし、会っても恥ずかしいから行かなくていいや。という考えだったけど、大学生になってから考えが変わり、成人式がとても楽しみだった。

しかし、高校3年の終わりからコロナが流行り高校卒業式、大学入学式がなくなり、今現在2022年1月の段階でも対面授業が行われていない。

といっても対面授業とオンライン授業のハイブリッドで実施している授業は2つ程あるが、通学に往復で2時間半もかかるので行かない。行っても留学生で大学の近くに住んでいる子が1人しか参加していないらしいから行く意味も無い。

オンラインとはいえ一緒に協力してテストをやる友達などは同じ学科で8人程出来た。しかし、大学生は色々な地域に住んでいるから気軽に遊べる距離でもない。高校に上がる時に、同じ中学の子がいない学校を選んだため、中学の頃の友達もいない。高校生の時は男子校で対して楽しくもなく、友達も多くは無かった。

そんな俺が大学生になり、「誰かと遊びたい、今しかない」と思った時にはもう遅かった。コロナというイレギュラーも相まって、今友達を作る機会は本当に無くなった。

そこで、成人式がある2021年度、俺はある行動に出た。

中学生の頃に仲の良かった友達のLINEを持っていたので、電話をいきなりかけ、間違えてしまったという体で久しぶりにメッセージを送った。そうすると、「久しぶり!元気してた?今度飲まない?」と返ってきた。

まさに思い描いてた通りの返事でとても嬉しかった。

後日、他に仲良かった子を1人交えて3人で居酒屋に飲みに行った。

信じられないぐらい楽しかった。

成人式まで3,4回同じメンバーで遊んだ。この二人以外の友達は本当に居らず、インスタを開いては人のストーリーを見て「俺は何やってんだろう」と焦燥感に駆られた。友達という友達を作らず、八方美人で適当にやり過ごしてきた日々をとても後悔した。

大人は口を揃えて「若いうちに遊んだほうが良い。やりたいことは今しかできない」というが、今になってそれを深く実感している。

成人式になり、冒頭でも記載したように成人式は中学でのフォトスポットに変わり、同窓会のみになった。この同窓会が計画されていたのも、友達に間違えた振りをして電話をしなければ知ることも誘われることも無かっただろう。

そう思うと電話をかけた自分を褒めてやりたい。よくやった。

当日同窓会に参加すると、1/3は参加していなかったが、クラスの主要メンバーが集まっておりとても楽しかった。

大半は相変わらずで全く変わっていなかった。

中学生の頃は恋愛の話なんて恥ずかしくて誰もしなかったのに、「彼女絶対いるでしょ!」など様々な恋愛事情を聞かれ、なんとも言えない感情...所謂「エモい」を体験した。

こんなにも楽しいのかと。

友達ってこんなに良い存在なんだと。

しかし、心の中では同窓会でお酒を沢山飲んだりタバコを吸っている人を見て『やっぱりこの子達は陽キャで、俺はどこまでいっても陰キャだな』と思っている自分がいる。

ダラダラと何が言いたいのかと言うと、

『辛い時、悲しい時、嬉しい時、それを共有できる友達が居て困ることは無い。いつか後悔する日が来るから大切にしよう。』

ということである。

それと、

『成人式、同窓会は自分の中でハードルが低い人程楽しめる素晴らしい体験』

ということである。

同窓会で、中学の頃に仲の良かった女子二人に今度ランチに行こうと誘われ、一緒に写真も撮り、インスタ、LINEでやり取りが続いている。

二人とランチに行くのが今は楽しみで仕方がない。



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