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1999年12月31日、ビルマとタイ王国国境近くのホテルで日本の兵隊の亡霊が一人のタイ…

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1999年12月31日、ビルマとタイ王国国境近くのホテルで日本の兵隊の亡霊が一人のタイ人女性の前に現れました。 『どうか怖らないでください。私は日本の兵隊です。あなたはもうすぐ日本に行くことになります。どうか我々がここで亡くなったことを日本の人々に伝えてもらえませんか?』

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  • 英霊の依頼 -インパール作戦に沿ってー

    仕事は内装業を営んでおります。大阪で普通に暮らしていたのですが、2009年頃から妻の周囲で不自然な出来事が起り始め、日本の兵隊の亡霊が妻に連絡を取り始めてきました。我々夫婦は戸惑い、どうしたらいいかわからず、供養の為に百観音巡礼を行い、手を合せ、彼らの安寧を祈念しました。が、百観音巡礼の後、事態は急変し、彼らが命を落とした海外の戦地に迎えに来てくれないかと日本への帰還を依頼してくるようになりました。そんな奇妙な旅を13回ほどしていくにつれ、ある方との出会い・アドバイスによって備忘録を書き残すことにしました。そして、この出来事は我々夫婦だけの問題ではないような気が致しました。『我々がここで亡くなったことを、日本の人々に伝えて欲しい』と最初に声をかけてきた日本の兵隊の真意は何だったのか?心に留めながら、英霊の依頼と名付けたこの活動を続けています。

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英霊の依頼 ここから日本兵の亡霊との活動が始まりました

第1回目 タイ王国メーホンソン 2010年8月 日本在住の我々家族の元に、海外で亡くなった日本の兵隊の亡霊が訪ねて来始めた最初の経緯が以下の文章になります。非常に長いので、どうかお許しくださいませ。 なぜ、公表しようかと思ったのは、年老いてきて、私の記憶もあやふやになってきましたので、多くの人々に戦争で亡くなった方々の状態を知って頂ければなと思ったからです。亡くなった方が全員同じ状況にあるかというと、そうではないですが、逆にこの世での執着・想いが本来、死んだあとに行くべき

    • 第15回目 英霊の依頼 ビルマとタイとの国境 メーソット

      期間:2023年8月13日~20日 1:合流出来なかった者たち 心に気がかりになっていた兵隊さんたちがいました。英霊の依頼14回目でカンチャナブリで無事、依頼してきた日本の兵隊さんたちと合流し、日本へ連れて帰ることが出来たのですが、その帰り道中、ドライバーのSさんの突然の話によってメーソットというミャンマーとタイとの国境へ立ち寄ることになった。が、私は、新たな別の日本兵の気配をすぐ傍に感じながらも、合流することが出来なかった。致し方なく、14回目の英霊の依頼では、何かがあ

      • 第14回目 英霊の依頼 タイ王国南部編

        泰緬鉄道で死を覚悟した兵隊からの帰還依頼 タイ王国カンチャナブリ― 1:日本の兵隊からの連絡 6月23日に合流日を指定してくる 2023年4月初め、一人の兵隊さんから連絡があった。彼の気配から場所を察するにカンチャナブリ方面で亡くなり、そちらに迎えに行き、そして、日本へ連れて帰って欲しいということでした。そして、6月23日にその日本兵と会う約束になった。何故、6月23日なのかは不明のままである。 この時点で、英霊の依頼という名の活動に同行して頂いているF氏に連絡を開始し

        • 第11回目の英霊からの依頼 インド インパール

          2017年2月 ミャンマー(ビルマ)中央部の主な町で戦争で亡くなった兵隊たちと着実に合流を重ねていた。(英霊の依頼10回目) そして、帰国へ向けての最終日、ミャンマー中央部マンダレーの隣町サガインの丘にある慰霊碑に訪れることにした。 そこで手を合わせていると、日本の兵隊の亡霊が声をかけてきた。 『俺らはそこにはいない。早く帰ろう。』 私は、周囲に立つ鯨兵団と彫られた石碑に目が留まった。 『鯨兵団?』 帰国後、どんな部隊だったのか気になり、調べてみるこ

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        • 英霊の依頼 -インパール作戦に沿ってー
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          第二次世界大戦からの帰還

          私は、内装関係の仕事を営んでいます。 しかし、突然、我が家に異変が起こり始め、我々は奇妙な世界に入り込んでしまった。その世界とは見えない世界との交信でした。 「我々の処へ迎えに来てもらえませんか?日本に帰りたい。」 我々家族の元に現れる日本兵とは第二次世界大戦インパール作戦で敗退し、亡くなった若い兵隊さんたちです。 ミャンマー、タイ王国、中国、インドと各々の呼ばれる場所へ訪問。 彼らと共に帰国することとなった。 プロローグ 日本への帰還の一歩     1999年 

          第二次世界大戦からの帰還

          英霊からの帰還依頼 ミャンマーへ呼ばれる

          第2回目 ミャンマー・シッタン 2011年8月 1:平凡な日々 昨年(2010年の夏)、タイ王国メーホンソンへ行き、高野山のお寺で、帰還依頼をしてきた日本の兵隊方のお葬式を終えた後、平凡な日々が過ぎていきました。ただ、年が明け、2011年2月になって昨年の出来事は本当だったのかと確認をしたくなり、どうしたら起きた出来事の信ぴょう性を調べることができるのかと考え始めました。そして、なんとなく、靖国神社のことが頭に思い起こされ、靖国神社がどこにあるかなどをネットで調べ始めまし

          英霊からの帰還依頼 ミャンマーへ呼ばれる

          英霊の依頼 日本兵の亡霊と共同で活動することになった話

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          英霊の依頼 始まり 日本兵の亡霊に声をかけられる

          英霊の依頼 プロローグ      1999年 12月末日 1人のタイ人女性がタイ王国メーホンソン市の某地区のバンガローホテルに滞在していました。彼女は当時、タイ王国北部の最大の町、チェンマイで大学の講師をしていたが、休暇を利用して、友人達と遊びに来ていました。   12月31日 同行していた友人がバンガローホテルの部屋から外出し、彼女はまだベッドで横になっていると、人の気配を身近に感じました。視線を気配のする方向へ向けると、一人の男性が横になっていました。彼女は驚き、背

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