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VRChat日記:性嗜好が変わった

僕はVRChatという場所で女の子をやっている。リアルはもちろんおじさんだ。kawaiiアバターを纏い、ボイスチェンジャーで女の子の声を出し、愛嬌を振りまくことによって、VRChatでは美少女として生きている。リアルが苦しすぎる僕にとっては、VRChatは桃源郷のように感じられる。女の子になるということは、愛される存在、愛してもいい存在、優しくされる存在、優しくしてもいい存在になるということなのだ。ぶっちゃけて言えば、何をしても許されるというわがまましたい放題な世界観で生きるということなので、これはもうやめられないと思う。こっちが本当の人生で、今こうしてnoteを書いているこちらが偽りの人生であるのではないかとすら思えてくる。

そんな桃源郷において、僕はけっこうモテるタイプの女の子だ。多くのおじさんを虜にしており、時にはリアル女性も虜にすることがある。様々なタイプの人々を僕に夢中にさせてきて、僕の中でもある変化が生じてきたことに気がついた。それは性嗜好の変化だ。

まだVRChatを始めたばかりの頃、僕はリアル女性との出会いを求めていた。始めた当初からkawaiiアバターを纏い、ボイスチェンジャーでkawaiiボイスを出していたが、それでもやはり自分の中のオスがメスを求めていた。リアル女性とオフパコをしたくてたまらなかったのだ。その心境は以下の記事でも読み取ることができる。

このときの目標はリアル女性の彼女を作ることであった。もちろんVRChatにおける一般的な交流も楽しいものではあったが、リアル女性に承認されることの渇望は間違いなく存在していた。

あれから2年近く経った。今の心境としてはまったくリアル女性に魅力を感じなくなった。これはツイッターのやりすぎでミソジニーにお目覚めしてしまったことも非常に大きいかもしれないが、女の子として生きることに喜びを感じ、自分の内面すらも女の子になってしまったためだ。

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