自由とかなんとか

そろそろコロナ騒ぎも下火になってきて、2年後くらいにはみんなコロナのことなんかすっかり忘れて、マスクをつける習慣だけが残るのではないかと予想している。

コロナ禍において明るみになったことの一つとして、日本人の多くが「生命至上主義」であったことが挙げられる。90過ぎのじいさんばあさんがコロナに感染したら、病院の隔離施設に収容され、本来であれば自分の家で家族に看取られながら死ねたであろう人が、家族と面会することすら叶わず、白い壁の部屋の中で、しかも医療関係者とすら防護服越しでしか接することができずに死んでいったのである。これは悲劇だ。

ここから先は

1,456字

¥ 200

この文章が面白いと思った方は少額でもいいのでぜひご支援ください。筆者の励みになります。