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キリマンジャロ登山記(準備編)

ずっとアフリカを旅したいという思いはあったけれど、なかなか都合がつかず、10月末にやっと渡航を決めた。パスポートの申請とワクチン接種に10日くらい時間がかかり、11/12の夜に関西国際空港の第1ターミナルを出発した。
準備を要したのは下記の通りである。

・航空券(片道) 108870円
・パスポート取得 16000+1000円弱
・国際免許取得 2350円
・各種ワクチン、薬処方 約130000円
・バックパック等購入 40000円弱
・海外旅行保険加入 26170円
・円→ドルの両替 250000円

パスポート取得と黄熱病ワクチンの予約接種には時間がかかり、2週間くらいは余裕を見た方が良さそうだった。国際免許もパスポートがないと取得できない。あとはテキトーでなんとかなった。

毎回数万円のワクチンを4回受けた

関空についてチェックインしようとするといきなりトラブルが発生した。タンザニアの入国条件に、「帰りの飛行機を予約していること」があるらしく、これがないと行きの飛行機にも乗せられないとのこと。慌ててその場で帰りの飛行機を予約したが、まさかの2度目のNG。タンザニアから入って陸路で南アフリカまで行き、そこから帰ってくるつもりだったが、「タンザニアから出国する証明」にはならないからダメらしい。若干ムカつきつつ、4ヶ月後にタンザニアからエチオピアに行く飛行機をその場で取って、チェックインの手続き終了と同時にキャンセルした。エクスペディアのオペレーターがめちゃくちゃ丁寧に対応してくれて超助かった。即座にキャンセルすることも込み込みで、キャンセル料が掛かるリスクが最も小さい便を選択してくれ、チェックイン次第即座にキャンセル処理まで行ってくれた。アプリのUIも使いやすいし、最安値だったし、オススメです。https://www.expedia.co.jp

無意味に取ってすぐキャンセルした便
ちなみに日時と便名しかメモされなかった

香港でトランジットして空港のベンチで寝たり、カタールで2度目のトランジットをして合計40時間くらいの空旅を楽しみ、出発2日後の朝にキリマンジャロ空港に到着した。ビザを取って入国審査を終えると、キリマンジャロ登山ツアー会社のガイドが車で迎えに来てくれていた。先に現地入りしていた友人が手配してくれていたが、これがなければ大量の客引きの中からぼったくりじゃないタクシーを見つける必要があったので助かった。空港からモシというキリマンジャロ麓の小さな街まで1時間程度。途中スピード違反で捕まって2ドル罰金を払っていたので、3ドルチップをあげた。

モシについてから登山までの48時間でいろんなことをしたので箇条書き形式で羅列する。
・市場でマンゴーを買って食べる(150円弱)
・屋台で安飯を食べる(200円)
・登山ガイドとの契約(マタタツアーズ)
・ガイドとのチップ額交渉
・登山用具のレンタル(ほぼ全て賄えた)
・SIMカードの契約(3000円で10GB使える)
・キリマンジャロコーヒーを飲む
など。

2日で8個食べた


SIMカードを現地ガイドと買いに行ったら30分くらい放置された後設定で1時間くらいかかった。Africa, polepole(スワヒリ語でゆっくりゆっくりの意)と言われ、早くも日本とは違う暮らしの当たり前に触れて旅の始まりを実感した。モシの人たちはいつものんびりしていて、いたるところで何人かで座ってたむろして喋っていたり、客引きが30分くらい平気で着いてきたりする。町中でバイタクの客待ちが待機してるし、屋台でお釣りをもらうのに5分くらい待ったりする。

朝起きてベランダでマンゴーを食べ、ちょっと休んでから朝食のチャパティを食べた。涼しい午前中に散歩をして登山用の軽食を買ったりして、日中は暑いので部屋で昼寝。午後はカフェまで歩いてコーヒーを飲み、お金を下ろして晩御飯を食べたら19時くらいには真っ暗になるので、部屋に戻って就寝。

自分の置かれた立場と環境的に、物事にはやりがいを持って一生懸命熱く取り組むことこそが幸せみたいに考えてしまいがちだけれど、旅の中にも本当の自分がいて、polepoleの中にも幸せがあることを忘れたくないと思った。

日本の倍くらい甘いパイナップル


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