ELLEGARDENって実在したんだなって思った話


ちょっと音楽を知ってるやつは分かる3大バンド、のようなものが世代別であると思うんです。今はなさそう。
自分の世代はBUMP OF CHICKENRADWIMPS、そしてELLEGARDENでした。中学の頃の話。世の中的には7人の時のEXILE、倖田來未、ジャニーズだとKAT-TUNが出てきたくらいかな。あとロードオブメジャー?記憶的には。
周りには聞いてるやつはいても、ライブ行くような人はいなかったし楽器に触るようなやつもいなかった。だから世代的に分かるとしてもELLEGARDENは音源だけの存在で活動を見たことはなかったのだ。

フロアで揉みくちゃになって人の上を転がるようなライブよく行くようになったのは2012年ごろ。エルレは全然活動休止中。今となっては聞くようになったthe HIATUSも自分が聞く感じではないなぁとか思ったり。その界隈の音楽もまだまだ知ったばかりという頃。しかしながらエルレはずっと聞いて育ってきていた。不思議なものだ。

3大バンドがいるように、世代別「今はもう見れないけど今一度見たいバンド」みたいなのもいると思うのだけど、その界隈では、Hi-STANDARDとエルレが2大巨頭だったと思うのです。しかしながら自分の世代的には過去の人。どちらも活動をリアルタイムで追っていたわけではない。特にハイスタを知ったのはこの系統の音楽を聴いてから。しかしながらエレルはずっと聞いて育ってきた。


そんな自分が幸運にもELLEGARDENのライブを見る機会に恵まれた。
北海道の音楽フェス「RISING SUN ROCK Festival 2019 in EZO」である。

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前年によくライブに一緒に行く友人がRSRの魅力に取り込まれ、自分も行くことになったこの年。感謝しかないね。
このままフェス全体の思い出に浸るのもやぶさかではないが、今回はエルレに焦点を当てる。

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一番でかいSUN STAGE、もちろん超満員。
打ち上がった花火。
花火が終わった直後に始まった「FIRE CRACKER」。。。
なんだか感情が追いついかなかった。
初めて見るバンドなのに、ほぼ英語の曲ばかりなのに、全部分かる全部歌える。
そんな経験は初めてでした。

職場には復活したエルレを見た人がいました。その人は活休前、というよりも全然売れる前からELLEGARDENを見てきた人でした。帰ってきて自分の感想を伝えました。

「なんだか現実味がありませんでした。」
「エルレって実在したんですね。」

文字にしてみると、これ感想か?wあとなんか矛盾してる気もする。。。
でもこの収集つかない感情が全てでした。
職場のその人も「みんなそう言う。私も似たようなこと思った。」と言ってました。

いろんな人にとって特別なバンド。
いろんな人の人生を曲げてきたであろうバンド。
自分的には何かの起点となったバンドではないけれど、知らずにいろんな音楽を聞いて生きてきたらまた辿り着いたようなバンド。だからこそ歴史に記されたような存在を目の当たりにしたからこその思いだったのでしょうね。


揉みくちゃになるライブに最後に行ってから約1年。2020年という見るだけでいろんな区切るだと分かる年でした。数々のアーティスト、バンドがアニバーサリーライブやツアーを企画しては断念した年でしたね。。。敬愛する某氏が「盗まれたような1年だったね。」というようなことを言ってました。まだまだ返してくれそうにはありません。
新しい時代を求められているのもわかりますが、
声を思いっきり出して、揉みくちゃになって、人の上も転がって 笑
またライブハウスに何も気にすることなく行ける時を待っています。

ありがとうございました。

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