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介護って何からはじめていいの?

実は、私は学生時代に診療報酬点数に興味を持ち医療事務の資格を取得していました。それをきっかけに(※介護保険と医療保険の診療報酬点数は、違うものですが)、ちょうど介護保険がスタートしたころ、ご縁で訪問看護ステーションの事務のアルバイトをしていたことがありました。その時、看護師さんをはじめ、ケアマネさんなど介護に関わる方と知り合いになったことで、就職先は介護分野ではなかったですが、介護についても常にアンテナははっていました。

義母の1回目の骨折の時は、たまたま躓いてしまったのかな?と思っていたのですが、2回目の骨折が1年も立たないうちに起こり、しかも利き手の骨折。食事作りも、食べることも、入浴も難しい状況になり、これはいよいよ行政に相談しに行った方が良いだろうと早めの行動をとりました。

私たちは、まず地域包括センターへ相談しにいきました。

地域包括支援センターは、市町村が設置主体となり、保健師・社会福祉士・主任介護支援専門員等を配置して、3職種のチームアプローチにより、住民の健康の保持及び生活の安定のために必要な援助を行うことにより、その保健医療の向上及び福祉の増進を包括的に支援することを目的とする施設である。

厚生労働省:地域包括支援センターの業務より

要するに、「介護に関すること」や「日常生活に関すること」などについて相談したいときに一番最初に行くところです。

地域包括支援センターにて、社会福祉士の方に相談し、翌週にはケアマネさんが家に訪れ状況をみていただき、要介護認定審査(介護度を認定する審査)の日程が決まりました。審査の結果を受けて、介護度により受けられるサービス内容が変わってきます。

義母の状況を判断し、「要支援1」となりました。
とはいえ、「要支援1」というのは週1,2回の訪問型のサービスを受けられるだけです。ちなみに元気な義父が同居しているので、独居とみなされず、義父は元気なので家事等は対応できると判断されたのでしょう。
まぁ、そんなとこかなとは思っていましたが「要支援1」では、手厚いとは思えない内容ではありました。

6か月後、骨折も治り、もう要介護が必要なしということで要支援から外れましたが、次から次へと問題は起こります。

次は、スポーツジムで倒れて救急車で運ばれたとのこと。
原因は、貧血でした。
そう、食事をちゃんと食べないからです。
今まで家族全員が何度、言っても食べなかったのですが、
救急車で運ばれ、ジムのたくさんのトレーナーの方に「もっと食べたほうがいいですよ」と念を押され、迷惑をかけたと思われたのかやっと量を増やして食べるようになりました。
それでも時は遅しで、歩いていてもフラフラ、転倒することも多く、ついにはスポーツジムの方から周りの方へ迷惑がかかるので、退会してほしいとお願いれました。
そして、そのころから夜間に転倒が多く、骨折はせずとも体中にあざができるほどだったので、再びケアマネさんに相談。
骨折した時に早めに行政に相談に行っていた甲斐もあり、今回はスムーズに対応いただきました。
介護度が「要介護1」にあがり、デイサービスに行くようになりました。
デイサービスもいろいろ。この話は、また今度。


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