わざわざがパン屋として日々パンを薪窯で焼く中で、そのハードワークにTシャツが負けてしまうという悩みがありました。そこで開発したのが「パン屋のTシャツ」なのですが、実はこのTシャツ、普段使いにも最適なのです！

パン屋のTシャツは年間での販売枚数は今年も間もなく1,000枚を突破しそうで、お客様からも大人気です。今回はパン屋のTシャツをすっかり気に入って、気付いたら3枚を着回していたというスタッフに話を聞いてみました。

長く着ていける服が欲しかった

ーーーパン屋のTシャツを購入する前、ずいぶん迷ったそうですね。

パン屋のTシャツは1枚1万円を超えます。ファッションより旅行や外食にお金を使いたい派なので、1万円は高いな…とずっと考えていました。

日々わざわざで働く中で、パン屋のTシャツがいかに綿密に企画され、yohakuさんによって丈夫に丁寧に作られているか、ということの理解が深まっていきました。社内で愛用しているスタッフも多いです。

だんだん思いが「1万円は高い」から「手持ちの服が1シーズンでヨレヨレになっているのはどうなのか。買う時の出費が大きくても、長く着ていける服を大切にするほうが気分がいいのでは」と変化していき、ならば買ってしまおう！と、ついに買いました。

ーーー買ってみてどうでしたか？

「これから沢山着倒すぞ！」と鼻息荒く興奮したのを覚えています。いつも柔らかいTシャツを着ていたので、パン屋のTシャツには固さを感じました。とはいえこれもパン屋のハードワークに耐えられる頑丈さゆえなので気にしていません。

何度も洗ううちに生地が柔らかくなってきましたが、ずっとハリがあります。もう3年目ですが古びた服を着ている感じはなく、仕事・プライベート両方で着ています。

制服として、普段着として。

ーーー最初の1枚はどの色にしましたか？

最初の1枚はたぶんネイビーです。いや、墨黒が先だったかも？実は1枚目が届いてすぐにもう1枚買い足したんです。1枚目はあんなに買うかどうか迷ってたのに！

ーーーすごい気に入りようですね。

気に入ったのもありますが、パン屋のTシャツを着て、スティーブジョブズが毎日着る服を同じにしていたという話を思い出しまして。

人間は1日に山ほど決断を繰り返していて、でも決断には脳のエネルギーを使ってしまうので、同じ服を揃えることで毎朝の服選びの決断を省いていたという話です。パン屋のTシャツでなら私も実践できるかも！と感じたので、2着目を買いました。

ーーースティーブジョブズ作戦、うまくいきましたか？

朝の時短になりました！パン屋のTシャツはシンプルなデザインなので、手持ちのボトムスならあまり選ばずに着回せるのも良かったです。秋～春の仕事の日は制服のような感覚でパン屋のTシャツを着続けました。休日だと、ちょっと買い物に行く時や家事をもりもりこなす日にパン屋のTシャツを選びがちです。

洗濯機で乾燥までかけているのに型くずれせず、何シーズンも着用できているのは本当にありがたいです。買い替えという「決断」の機会をも減らせているのもパン屋のTシャツのおかげ。省エネできて助かっています。

2年ほどネイビー・墨黒の2枚体制でしたが、洗濯が間に合わないことがあったのと、万能な白系が欲しくなって今季オートミールを買い足しました。

ーーー同じ服を2着以上買ったのは初めてだそうですね。

せっかくなら色々なデザインの服が欲しいので。でもTシャツは1枚で着るだけじゃなくて重ね着での「脇役」としての出番も多いからこそ、気に入った型のものが何着か揃うとコーディネートするときに心強いんだなと感じました。

ーーーコーディネートの面で、特に気に入っているポイントはありますか？

パン屋のTシャツの首元の開き具合が絶妙ですごく好きです。これは自分の体型と好みの問題ですが、私は首元が詰まっているTシャツを着るとカーディガンやシャツワンピを羽織った時にガッチリ見えすぎてしまいます。かといって首回りが大きく開きすぎると肩がずれちゃう。パン屋のTシャツは首元のラインがきれいで、着回しでも役立っています。

冬場の着こなし方

ーーーパン屋のTシャツって袖が短いですよね。冬はどういう風に着ていますか？

上から何かを羽織ることが多いです。仕事の日はカーディガンを羽織って出勤し、退勤後、食事の準備など家事をするときには暑くなるので羽織りを脱ぎます。たしかに袖は短いですが家事が本当にやりやすいですし、あったかい家の中で動いている時は気になりません。家事が終わったらパーカーを上から着て、それでも寒いときは宮田織物のはんてんも着ます。

お出かけするときは、私は割とビッグシルエットのトップスを多く持っているので、その中にパン屋のTシャツを着てしまいます。こういう時はジャストサイズのサイズ2を着ます。若干ごわつきますが寒い思いをしたくなくて…。生地が厚手で密度が高いので風を通さず、暖かさが増す気がしています。

ーーー最後に、お客様に向けて一言お願いします！

「Tシャツなんてどれも大差ない」と思っている方も多いかもしれませんが、パン屋のTシャツの頑丈さと細やかな配慮の行き届き具合は、他のTシャツとひと味もふた味も違うのではと感じています。デザインもすぐれていながら、動きやすさもあり、しかも丈夫。実はもう1枚、新色のもえぎも買い足すつもりです。

ファッションが好きな方はもちろん、服に無頓着という方にもぜひ着てみてほしいです。きっと手放せないTシャツになりますよ！

文責>いしはら 写真>若菜紘之