見出し画像

#25 大人中学生

今日は塩尻市の東京都市大学塩尻高等学校に、講演とワークショップをしに行ってきた。去年、塩尻市の高校へ講演に行ったことがきっかけで、好評であったということで、ありがたいことに今回のお話をいただいた。今回は50分の講演+ワークショップで9時から12時50分までの長丁場。目的は高校生たちに進学・就職以外の選択肢である「起業」を知ってもらうこと。わたしが日頃に大事にしている人の特性を活かした役割分担と、働き方を知ってもらうことだ。

わたしはほぼ高卒みたいなもので(ファッション系専門学校卒)、大学にも行ったことがなくエリートとはほど遠い。そんな自分であるからこそ伝えられることがあると思ってる。特に今回の高校生のような若い人たち向けのものは積極的に受けている。自分は青年期に挫折を味わい続けていて、一度も成功体験がない。それでも今、会社をやっていて、何とか生きていっている。ダメだった自分だからこそ、伝えられることがあると思って、恥を忍んで人前に立つ。

わざわざの事業内容やどうしてこの場に立つことができているのかという説明を行った後に、挫折経験を話して、やりたいことではなく「できること」と「社会に必要な役割」を組み合わせた起業をしたんだよと伝える講演をしてから、起業のワークショップをやっている。

今回はこんな感じだ。事前アンケートを取り、役割分担できそうな4、5人のグループを学年をミックスして13個のチーム作っておく。1グループで一つの企業を創業するというワークショップだ。実際によく使われる事業計画書を作成するという流れで、かなり難易度は高い。知らない人と2時間でわかりあい、会社を設立するのだ。多分大人でも難しい。だけど高校生のうちに体験してほしいと思った。事前の打ち合わせで先生たちから難易度が高すぎるのではないか?という話が上がったが、サポートしたらきっとできると話をして、高校生たちの力を信じて取り組んだ。

で、そこに夏休み中の中学一年生のうちの長女を連れて行った。事前にお願いして講演とワークショップに一緒に参加させてもらったのだった。

ここから先は

2,052字

B面の平田が垣間見れる有料日記を始めます。テーマは「毒にも薬にもならない」です。「わざわざの平田」はわたしのA面で、対角にB面の自分がいて…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?