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ロシア寄り愛をこめて


 皆さん、こんにちは。007の中で「ロシアより愛をこめて」は割と上位に入ると思う。木賃もくちんふくよし(芸名)です。
 はい。本日はなるべく避けたい時事ネタとなります。そう。ロシアのウクライナ侵攻についてのお話。
 まあ、とても簡単に説明すると、明確なロシアの敵であるNATOに、兄弟国とも言えるウクライナが加盟しようとしてたため、加盟されちゃうとNATO加盟国と隣接しちゃうのでブチ切れた訳です。
 西側(NATO)に与するかロシア側に与するかで、後ろ盾が大きく変わるウクライナですが、簡単な話、旧知のビジネスパートナーを切って、新しいビジネスパートナーと契約を結ぼうとしたら、旧知のロシアが「契約違反だ!」と裁判沙汰になってる感じ。

 その経営方針の舵きりが正しかったかどうかはわかりませんが、ウクライナとしてはどう考えても経営上の判断であり、訴えられる道理はありません。
 まあ、ほとんど貰い事故です。侵攻をしたロシアが全面的に悪い訳ですよ。

 しかし、何故こうなったかを説明しただけで、なんかワタクシ、ロシアの肩を持ってるとか思われたりする訳なんですが、


 まったくロシア寄りではない。


 ぶっちゃけ、幼少期にとにかく悪の枢軸告白はソ連だと教育されてきた世代ですよ。
 誰に? って、アメリカのドラマや映画を観てたら、だいたい黒幕はソ連だった訳ですよ。

 むしろ冷戦後に初めてまともな情報が入ってきたレベルです。ソビエト崩壊後、そうか、ロシアに住んでる人も普通に人なんだなと、ようやく知ったぐらいだ。

 確かに、10年に1度戦争を起こしたがっていると言われるアメリカ。そして、冷血漢しか住んでいないと思っていたのに、普通の人間が住んでると知ったロシアで、ロシアに同情する部分がないとは言わない。

 しかしそれでも、日本と協力関係を築くなら、ロシアよりアメリカだろうと思う。
 それに、アメリカが世界を牛耳っているという陰謀論を信じるには、米ソの冷戦は長過ぎたのだ。ベトナム戦争は血を流し過ぎたのだ。

 なので、好きかどうかではなく、組むならアメリカだろ? というのが結論。二次大戦後の動向を見ても、ソ連・ロシアは信用できん、と言うのもある。

 まあ、そんな訳ですが、昨日も書きました通り、戦争はどう始めるかでも、どう勝つかでも、どう負けるかでもない。戦争は、


 (´・Д・)」 どう終わらせるか。


 だと考えている。
 そんなロシアのウクライナ侵攻だが、これはどう終わるのが最善の策なのかを考えてみた。

 最善の策を探すには、最善以外の策を潰していくことだ。
 その点で、ウクライナが勝利する、と言うのは最善ではない。
 勝ったところで被害も遺恨を残すし、関係は悪化したままだ。それに、1度目がクリミア併合だったとして、今回が2度目。今後、3度目4度目がないとは限らない。
 防衛戦はそーゆーものである。
 ウクライナにロシアを攻めたり、実効支配する力はないだろう。
 したがって、ウクライナが勝利するのは最善ではない。

 では、ロシアが勝利するのはどうか? ハッキリ言って最悪である。
 そうなれば、ロシアはNATOを敵に回すしかないし、NATOもロシアを放置できなくなる。しかも国境が隣接してる訳だ。周辺国もロシアを警戒するだろう。
 完全に最悪なシナリオである。

 ならば、今現在の世界協調路線を続け、ロシアを干上がらせる方法はどうか?
 今回の紛争で、ワタクシが最も感心したのは、経済制裁が本当に戦争を止められる可能性を示した事である。
 この作戦を続ければ、間違いなくロシアは干上がるだろう。
 しかし、この作戦の問題はロシアが干上がる頃には、ロシア国民が干上がってるって事だ。
 ロシアが倒れる頃には、政治的にも経済的にもボロボロ、被害者は悪くないロシア国民。とてもオススメできない。
 更に言うならば、追い詰めすぎた国がどういう行動を取るかは、歴史が示している。
 つまり、無血開城に見えて、実は割とえぐい事になりかねない方策なのである。

 と、なれば停戦。
 あくまで停戦は両国合意点を探すまでの先送りである。時間稼ぎをして好転する材料があればいいが、そんな漫画みたいな奥の手がある訳でもなかろう。
 交戦中よりは良いが、停戦はベストではない。

 つまり、膠着状態も良くない。このまま交戦状態が続けば、当たり前だが、被害はどんどん拡大する。
 それに、長期戦になれば装備、物資、人員で勝るロシア側に傾くだろう。

 なれば残された道は多くない。


 (´・Д・)」 和平である。


 しかしこの和平ってのも厄介なのである。
 国同士の条約締結によって戦争は終結する訳だが、完全にフェアな条約など期待は出来ない。そもそも話し合いで解決できなかったから戦争に発展したのである。
 しかも、今回はロシア側が条約を無視して殴り掛かってきた訳だ。新たな条約が必ずしも2国間に平穏をもたらすとは言えないのである。
 それに、双方に甚大な被害が出た今となっては、遺恨も残るだろう。上っ面の和平が最善となりうる可能性は低い。


 (´・Д・)」 それじゃ
 八方塞がりじゃね?


 って言われると、まあ、八方塞がりだから揉めてる訳なんで、その通りです。
 なので、ワタクシが思う、理想的な軟着陸はこんな感じ。そう、



 (´°Д°)」 クーデターである!!


 クーデターの何処が軟着陸だよ!!って気持ちはわかるが、とにかく今、世界的に悪いのは一方的にロシアって事になってる。何なら、ロシアと言うよりプーチン大統領1人が悪いって事に出来るだけの下地が出来上がっているのだ。

 ヒトラーが、フセインが、ポル・ポトがそうされたように、


 (´°Д°)」 オメー1人が悪い!


 って事にして、責任を全部押し付けて、ちゃいっ!って捨ててしまうのには最高のスケープゴートが出来上がっている。

 申し訳ないが、いや、てか、スケープゴートと言うより、自分でやらかした事の後始末をさせられるだけだが、ウクライナやNATOに捕まるより、


 ロシアを混乱に導いた
 悪の大統領を
 ロシアの正義の市民が、
 クーデターで倒しました!!


 って方が格好は付くんですよね。
 ただし、この方法には大きな欠点があるのだ。

 その後のロシアの内政が不安定になるのである。しかも、ウクライナから賠償とか求められるし。経済的にも厳しくなる。
 クーデターで樹立した政権は、樹立直後が最盛期で、あっという間に倒れると言うのがセオリーである。
 実際、ウクライナのオレンジ革命もそうだったし。

 そんな訳で、ワタクシが最もオススメする方法はコレ。

 とかにく一旦ウクライナへの侵攻を中断させ、休戦停戦なんでもいいから、とにかく睨み合い状態へ移行させる。
 そして、そうなる前から、NATOやウクライナの息がかかった政治家を何人も送り込んでおく。コレがフェイズ1です。

 そして、フェイズ2。今回の騒動でプーチンの牙城は脆くなっている。
 政治的に、法律的に、金銭的にグレーではあるが、黒にはならず、海外からの支援を受けつつ、送り込んだ政治家でロシアの政権を奪取するのだ。

 コレでロシアはプーチンを失脚させつつ、無血開城させられる。しかも、後ろ盾があるから政権も安定させやすいだろう。実に素晴らしい。


 (´・Д・)」 割と完璧な作戦でしょ?


 ね? 簡単でしょ?(ボブ・ロス)

 まあ、コレ。 


 期限前の香港を
 半強制的に併合
 しようとしてる


 中国がやった手口
 なんですけどね?


 (´・Д・)」 そーゆー意味では全くオススメしない。やり方としてはグレーだが、黒ではない。法的に間違っちゃいないのだ。卑怯とは言うまい。だが、卑劣だ。
 ワタクシは中国が香港に対してやった事を許したくはない。

 だから、この方法がどれほど「正解」であろうとも、香港は駄目だけど、ロシアの場合は仕方ないよね! なんて言いたくないのである。


 (´・Д・)」 コレでおわかりいただけただろうか?

 ワタクシゃ別にロシアの方も、ウクライナの肩も持っちゃいない。ウクライナが殴られ損だとは思うが。
 ただ単に被害が少ない最善の解決に向かう事を願うだけなのである。


 (´・Д・)」 そして、結論から言うなら、ワタクシが被害を受けない事が大事なのである。

 その被害ってのは、ワタクシの親しい人物の被害も含むし、何なら、ワタクシが日々の悲惨なニュースを目にする事も含まれるのだ。


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 なお、この先にはぶっちゃけた話が書かれています。


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(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。