見出し画像

間違ってないから何なの?


 皆さん、こんにちは。間違いだらけの木賃ふくよし(芸名)です。
 はい。本日は、特定の人にはかなりタメになるお話なんじゃないかと思います。

 全く該当しない人にも、ある種の警告としては役に立つかと思うので、自分がそれに該当するか、ないしは、身近な人にこーゆー人がいるかどうか、考えて欲しいんです。




 「俺の言うこと、間違ってないよな?」

 「間違ったこと、言ってないよな?」

 「俺の言うこと、合ってるよな?」



 ってな言葉をよく使う人。


 よく使うってのがどの程度かは判断が難しいところですが、会う度に1回2回は言ってたら、該当すると思っていいです。
 ご本人の場合は、1日に2回以上言ってたら該当すると思ってください。

 はい。最初にハッキリ言っておきますね。



 面倒臭い人だと思われてる可能性大です。

 周囲からウザがられてる可能性大です。

 愚痴っぽいです。



 かと言って、


 人から嫌われても自分が幸せならOkってな割り切りも出来てない。


 ハッキリ言います。


 幸せに過ごせてないでしょ?


 今まで色んな人に会って話をしたり聞いたりしましたが、「俺の言うこと、間違ってないよな?」「間違ったこと、言ってないよな?」「俺の言うこと、合ってるよな?」を頻発する人は、だいたい面倒くさいです。

 このタイプ、決して能力は低くない。平均から見ても、出来る人が多い。かと言って、頭抜けて優秀な人はほとんどおらず、色んな意味で中の上クラス。

 中の上なんだけど、プライドばかりが高く、周囲の評価とのギャップが大きい。

 どう? 当たってる?


 んで、困った事にね、

 言ってる事は、特に間違ってないんです。
 むしろ、正しいぐらいです。そりゃ確認もしたくなりますよね。


 でも、正しいだけなんですよ。



 一番典型的なパターンがコレ。


 「同期は勤務中にダラダラしてて、仕事してるフリして残業代を稼いでる。なのに、キッチリ仕事を終えた俺が定時で帰ると誰もが嫌な顔をする。俺の方が会社に貢献して、利益も出して、無駄な金も使わせてないのに。俺、何か間違ったこと言ってるか?」

 ええ。間違ってはいません。間違ってませんけど、それだけなんですよ。

 間違いじゃない答えなら正解だとは限らないし、正しければ、それがベストな選択だとも限らないのだ。
 一方にとってベストな選択が、もう一方には最悪のオプションとなる可能性は高いですから。

 前述の事例に関しても、ドライな考え方をするなら、「残業代が出て、無能な同期を養ってくれてるなんて、いい会社ですね」って事です。
 会社も、効率効率!って部署内で空気がギスギスして険悪な状態よりは、多少効率が悪く見えても、和気藹々とした職場の方が長期で見たら正しいって判断してるかも知れないんですよ。

 わかりやすい話が法定速度です。
 世の中、現実問題として法定速度を守ってる側は少数。誰もがカッ飛ばしてる高速や、道が狭くて追い越せない場所じゃ、法定速度を守ってる方が悪なんですよ。

 ワタクシゃ何も、法定速度を守らない奴が正義だとは思ってません。しかし、現実はそうなんです。残念ですが、それが現実なんです。

 確かに、間違った事は言ってません。だから、責める人はいないでしょう。でも、より多くの人はそれがベターな判断だったとは思っていない。
 ワタクシは同調圧力が正しいとは思いませんが、物事が潤滑に進む事は正しい事だとも思います。どちらも別々の意味で正しいと思うのだ。
 迎合するか、自分を貫くか、それはどちらでもいい。その人の選択だろう。

 だが、選択したのならば、その結果は受け入れなければならない。

 だから、ワタクシの場合は、トータルで「より成果が得られる方」を選択すべきだと思うのだ。
 総合的成果の中には「俺は正しいことを貫いた!」という自負なども含まれます。
 その自負が上司や同僚の評価より勝るなら、自分を押し通すしかないでしょう。それでいいし、それが選択なのだ。

 だったら、堂々としてろ。


 何度も何度も「間違ってないよな?」「正しいよな?」なんて確認する必要はない。
 それで痛い目に遭っても、「自分で選んだから」「そうすべきだと思ったから」って胸を張ればいい。

 別に間違ってないんだろ。

 で。先程、総合的成果って話をしたが、その総合的成果の中に入れて考えて欲しい。



 (´・Д・)」 あんた、今、幸せかい?



 「間違ったことをしてない」「正しいことをしてる」なら、なんでそんな不幸せに愚痴ってるんだ?
 
 嫌われてもいいから、自分を貫き通してこそ幸せなんじゃないの? 正しい事をしたなら、幸せになってなきゃおかしいんじゃないの? 少なくとも清々しい気持ちでいなきゃ、それこそ「間違ってる」だろ?

 つまらない意地やプライドの為に不幸せになるぐらいなら、そんな自分は捨て去った方が幸せになれるんじゃないの?

 って思ってしまうのだ。

 そう。ワタクシは、「間違ってない」「正しい」を連発する人に、どうか幸せになってほしいと願う。

 何と言っても、そのテの愚痴を聞かされたり、聞かされてる人を見ると、不幸せの連鎖になってるのがよくわかるからね!!


 で。この話を書くのは少し抵抗があった。
 「あー、いるなぁ。そーゆーヤツ」と思ってもらえる分にはいいし、該当者が改善して、不幸せが軽減されるなら、それもいいだろう。
 しかし、このタイプは「クリリンのことかー!」とばかりに「俺のことかー!」とキレる人もいるので、逆恨みされたくはない。具体的に言うと、キミの話じゃないから。
 そりゃ「俺のことだわ〜!」と気付いて欲しい人もいるにはいるが、「俺、そーゆー風に思われてたのか、、、」と思って欲しくない人もいるからだ。違うから。キミの事じゃないから。

 正直に言うが、広い意味でこのタイプの人は沢山いるけど、コレを書くにあたって脳内に思い浮かべた人物はたった一人だけだし、

 たぶん、このnoteは読んでないだろうから。


 まあ、そんな訳で、この話を書くべきって気持ちと書かない方がいいって気持ちで葛藤があったんだが、結局、書いてしまった。



 (´・Д・)」 でもワタクシ、間違ってませんよね?



 ※ この記事はすべて無料で読めますが、お気に召した方は投げ銭(¥100)をお願いします。
 なお、この先には、このタイプの人が一番言いがちな愚痴を書きました。


ここから先は

129字

¥ 100

(´・Д・)」 文字を書いて生きていく事が、子供の頃からの夢でした。 コロナの影響で自分の店を失う事になり、妙な形で、今更になって文字を飯の種の足しにするとは思いませんでしたが、応援よろしくお願いします。