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異動や転勤が複雑になる予感

4/26日経新聞にびっくり記事を発見!

特定の職種で働く人に対し、労働者の合意を得ず使用者が配置転換するのは違法との判断が最高裁で下されました。

これまで紙切れ一枚で異動や転勤を受け入れてきた労働者には、大きなニュースだと感じませんか?


会社はやる事が増える一方


例えば、転勤時には労働者の合意を得た記録を残す手間が考えられます。もっと遡ると雇用契約を結ぶ際に、いずれ使用者から反感を買いそうな点について、ケース毎に約束すべきなのかな?とも思います。

「人事制度に則ったローテーションには賛同します」

などと予め説明しておくべきかと。


労働者の家族目線では良いこと


共働き夫婦には、配置転換前の事前合意は有難い話だと思いました。

異動になると働き方や勤務地が変わったり、共に生活する家族に影響が出ます。ひどい場合、パートナーが転職せざるを得ないことも過去にはあったので、家族の合意を得た上で使用者自身も会社の方針に従うのが、平和で良いですよね。

思い当たることをつらづら書いている間に、日本も遅ればせながら確実に社会が変わっているんだなぁと感じます。

2年くらい前に区議会議員に「女性が本当の意味で働きやすくなるのって、何年かかかりますか?」と尋ねたら、50年と返答が返ってきました。そのときは「50年も待っていられない😤」とイライラしたのですが、こうやって一歩一歩進んでいくものだと今回体感したので、今では50年が妥当に思えます。

裁判は時間と労力がかかるものだと勝手にイメージし、どこか他人任せでありましたが、今回の一件は考え直す機会にもなりました。本来50年かかる用件が30年に短縮されるタイパ、それくらいの影響力を持っています!


読んでいただき有難うございます🫶



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1on1とキャリア自律の専門家
八木美和@社外メンター

毎週月・水曜日17時投稿
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