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「オフィシャルとプライベートが融合していく」新しい冒険を求めて複業の世界に

<複業ワーカーのご紹介>
「ワークデザインラボおおすみ」は、地域活性化を目標に、複業ワーカーが活躍しています。鹿児島県の大隅半島が中心ですが、参加するメンバーの所在は全国津々浦々。

今回紹介するメンバー「福島さん」は、新しい冒険を求めて、WDLおおすみに参加しました。いつも自然体で、新しい学びを楽しみながら、WDLおおすみで活躍しています。

また本業とは別に、中小企業診断士としても活躍している福島さん。専門的な知識・スキルを持ちつつ、どのようにして複業に関わっているのか、お話を伺いました。

(インタビュー:2023年3月)

1.プロフィール

ーまずは、これまでのご経歴を教えてください。
大学を卒業後、関東圏の百貨店に新卒で就職。2年間働いたあとに転職して、生まれ育った関西に帰ってきました。

ーそこで、現在の会社に転職されたんですね。
はい。今の会社に転職してから、もう10年以上経ちますね。さまざまな部署を渡り歩いているうち、ダイレクト営業から企画・立案まで1人でこなせるようになっていました。

なんでも自分でやらなければいけない環境だったので、その経験は今に活きています。

2.複業に出会ったキッカケ

ー複業に興味を持ったキッカケは何ですか?
中小企業診断士の取得がキッカケでした。実地での経験を積みたいと、取得後すぐ小規模事業者の支援に携わるようになりました。

ー元々、中小企業診断士に興味を持っていたんですか?
いえ、最初から興味があったわけではないです。中小企業診断士を目指した理由は、人生のモチベーションが最低限まで下がってしまったからなんですよね。

今の会社に転職して、3年ぐらい経ったときに、「今の生き方でいいのか」という思いに悶々と悩まされるようになって。こんな人生つまらない、もっと冒険したい、って。そんな想いがふつふつと湧き上がって、現状を変えたいと思ったのが始まりです。

ーつまり、現状を変えるために新しいことを学ぼうと。
当時の生活は、毎日仕事をして、社内外の人と飲み歩いて、24時を過ぎて家に帰るというルーティーンでした。ふと将来を想像したとき、10年後、廃人になっている自分の姿が頭に浮かんだんです。

このままじゃダメだと、資格の学校に駆け込みました。そのとき偶然、中小企業診断士のパンフレットが目に入ったんです。当時はどういう資格かはっきり理解していなかったんですが、とにかく勉強をしてみよう、と。

ー資格を取得したことで、複業の道も広がったのでは?
資格もそうですが、本業で得た経験も全て、今に繋がっています。社外での経験が視野を広げてくれ、うまく本業に環流できていると思います。

実は個人でも元々複業をしていて、最初は無償でおこなっていました。でもなかには、中小企業診断士を生業としている人もいて、無償でやることに対して疑問に思ったんですよね。有償の方がもっとお互い真剣になれるし、自分の学びも深くなるんじゃないかな、と。そこから会社に複業の許可を得て、本格的に複業の道に進み始めました。

3.ワークデザインラボおおすみに出会ったキッカケ

ーWDLおおすみとの出会いは?
WDLおおすみとの出会いは、社内の海外ベンチャー協業を通してです。海外ベンチャーとの協業プログラムを通して、その縁もあり、プロジェクトを紹介してもらいました。

ー大隅半島を訪れた経験は?
鹿児島県は過去に2回ほど行きましたが、大隅半島は去年(2022年)が初めてでした。私は自然がすごく好きなので、とても気に入りました。

また大隅半島に住んでいる方も魅力的です。実際に大隅半島移住して、働いている若い方もいるので、それほど魅力的な場所なんだなと思います。

4.なぜ「ワークデザインラボおおすみ」を選んだのか?

ーWDLおおすみでの活動について教えてください。
WDLおおすみでは、鹿児島県の大隅半島を中心に、地域活性化の活動をおこなっています。オンライン講座や、イベントの開催にも携わっています。

まだまだ学びの途中ですが、WDLおおすみを通して、大隅半島の企業と出会えたことは大きいです。複業だけではなく、本業の仕事でも深く関わるようになり、私のなかでプラスの経験になっています。

ー個人でも活動されるなか、WDLおおすみを選んだ理由は?
シンプルにいうと、学びの要素があるからです。WDLおおすみは、専門のスペシャリストが多くいますが、自分の専門外でも関わらせてもらえる環境があります。

またWDLの代表・石川さんから、「いろんな視点があるから学べるよ」という言葉を頂いたことも決め手の一つです。

例えば、経理と一言でいっても、銀行や会計士、会社の経理部といったように、多くの目線がありますよね。このように、WDLおおすみにはさまざまな視野を持つ人が参加しているので、学べる機会が多いと思ったことが理由です。

ーWDLおおすみと出会って変わったことは?
まさに、本業では得られない学びがあると思います。さまざまな専門性を持ったメンバーが参加しているので、話を聞くだけでも勉強になりますね。

私が複業をやる1つの理由として、本業に還元させたい想いがあります。本業と複業どちらも、ウィンウィンの関係にしたいんです。

大企業にいても個人の活動でも同じで、結局は一緒に仕事をしたいと思ってもらえるかが重要なんですよね。そんな想いからか、最近ではオフィシャルとプライベートの壁がだんだんなくなってきています。キャンプ帰りにドロドロになった姿で、初めましてなんてこともあります(笑)。

このように、お互いの垣根がなくなっていくことが楽しいんですよね。

5.これからやりたいこと

ー今後やりたいことは?
まずは直近でオンラインイベントを開催するので、成功に向けて奔走したいです。

今後の目標としては、本業でも幅を広げていきたいと考えています。地域の生産者の事業パートナーとして、協業していきたいです。助成金などもうまく使って、サポートできればいいなと思っています。

本業では、「人・コミュニティ」にフォーカスした情報発信をしています。そんなことも生かせたらと。大隅半島の人物を取材したり、告知したり。大隅半島を知ってもらうために、さまざまな形で展開できたらと考えています。

ー中小企業診断士としての面では、どうですか?
中小企業診断士の面でいうと、かなり相性はいいと思います。特に大企業で働いている人は、資格を活用できるところがないと悩みがちです。中小企業診断士としてスキルアップするなら、複業は絶好の場所だと思います。

ー最後に、WDLおおすみの魅力を
WDLおおすみを通して、大隅半島の魅力を知れたことが嬉しいですね。普段自然が足りない環境にいるので、大隅半島を初めて訪れたときは、雄大な自然に圧倒されました。

非日常にきたワクワク感があるので、大隅半島にも訪れてほしいですね。特に桜島のフェリーは外せません!

ぜひWDLおおすみに関わって現地に行ってみてください。絶対後悔しませんよ。


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