ワイルド・アット・ハートのような恋愛をしておけ

ミッション・インポッシブルの旧作を全部見直すためにU-NEXTに加入したんだけれど、「見放題作品数No.1」と謳っているだけあり、見直したい、または見たかった作品が次々と現れて、廃人になりそうである。

特にクセのある作品、クセのある俳優を専門分野にしており、ニコケイことニコラス・ケイジは新作があるとどんなに評価が悪くても映画館で見るようにしている。

旧作も追ってはいるのだが、「ワイルド・アット・ハート」は未見であった。


鬼才デイヴィッド・リンチの作品である。
ニコラス・ケイジ/ローラ・ダーン主演。
アメリカのヤンキーカップルの純愛物語であるが、
彼の作品の最大の特徴である映像美はさることながら、
まー、やることなすこと全てアメリカン!思考、行動、趣味の悪いファッションの何から何まで純度1000%のアメリカン!
周りが全く見えておらず、盲目の恋をアクセル全開で爆走するカップルが死ぬほど美しいのだ。
タランティーノの自伝的作品「トゥルー・ロマンス」はこの作品の影響をたくさん受けているに違いない。

昔、ロマンチックな男と付き合っていた時は、犯罪こそ犯さないが割とこういった大袈裟な恋愛をしたものだ。
恋愛は相手があることなので、このスケールを求めようと思うとなかなか巡り合わないが、若いうちはいくら傷ついてもいいから大袈裟な恋愛をしておくと将来その思い出だけで生きていくことができる。

ニコケイのラブミーテンダーには爆笑と感動を与えられた。
最高だ!



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