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#14 がんばっている姿勢を見せること

どうも昔から「がんばっている感」を出すことが苦手です。

「がんばっている感」「やっている感」「忙しい」「寝てない」みたいな類の空気は、どうしても自己満足のようなカッコ悪いような、とにかく受け入れ難くて生理的に受け付けない気持ちがありました。

だから、自分からそういう部分の自己開示をするのは苦手というか、できそうにない・・と思っていました。


けれど、昨年の秋にお客さんから言われたある言葉に思うことがあり、がんばっている姿勢を見せるのもアリ、というか、必要というか、そこも含めて自分に対して「お前もっとがんばれよっ」という気持ちになりました。


昨年の10月、スタジオのある江東区で区民まつりが開催されました。
簡単に説明すると「江東区民まつり」は、毎年10月の最終週の土日に木場公園や豊洲のシビックセンターなど数箇所で同時開催、2日間で40万人以上が来場する大きなお祭りです。

そのお祭りに、出展費用をかけることなくブースに参加させてもらえる機会をいただきました。認知してもらうチャンス!集客に繋げるチャンス!とばかりに張り切っていました。

しかし、お祭りに出展しているテントの中では、さすがにエアリアルはできない。ポールも持ち込める広さはない。


なにができるだろう・・と考えた末に、ボールや椅子を使った簡単なストレッチのワークショップを開催することにしました。

ウチの売りとしては弱いかもしれないけど、ストレッチなら興味を引きやすいし、チラシも渡せるし、知ってもらうことには変わりない。

ということで、ブースでやる内容を決めて、チラシを作り、各種SNSでも告知。スタジオに来てくれているお客さんには、口頭で区民祭りに参加する旨を雑談的に話していました。


その雑談の中で、あるお客さんから「ブースでやる内容とか書いたチラシ、スタジオ内に貼ったり、配ったりすれば?」と言われました。

私は、「そのときにブースでやる内容は、スタジオに何度も来てくれているお客さんにとっては珍しくもないし、すごい軽いストレッチなんですよ~」と伝えました。

お客さんからは

「うん、ブースでやる内容は確かにそうかもしれないけどさ。
肝心なのはそこじゃなくて、スタジオのオーナーがあちこち出てって営業活動してます、というのが伝われば『友達と一緒に行ってみようかな、顔出そうかな』って思うんじゃないかな。がんばっている姿勢、見せたほうがいいよ!」

と言われました。

とても、ハッとしました。

言われて初めて気づきました。

私は勝手に、お客さんにとってメリットがあるとか、ないとか考えて、宣伝することを遠慮していました。けど、お客さんがどう思うかとか、そもそも「お祭りならとりあえず行ってみよう!」と思う人もいるかもしれないのに、そういう部分に想像が及んでいませんでした。


きっと、「がんばっている姿勢」=かっこ悪いみたいなのが、心の底にこびりついているんだと思います。だから結果的に、発信できずにいることが多いのではないかな、と思うようになりました。

がんばっている姿勢を見せることのカッコ悪さより、結果が出ないほうが、もっとカッコ悪いのにね。


このときお客さんに言われたことをきっかけに、少しづつですが、自分のがんばりや努力の開示を意識して行動するようにしています。

うざいと映るか、好意的に映るかは人によると思います。しかし、そんなことを気にせずに、自分のサービスが届けたい人にきちんと届くように、がんばっていきたいと思います。

がんばっている姿勢を見せるのはいいこと!


あ、ちなみにですが、昨年の件の区民祭りは、2日間のうち2日目は台風接近に伴い中止。私は2日目の出展だったので、結局、区民祭りでスタジオを宣伝することはできませんでした。。ちーん。。

もし気に入っていただけましたら、次回の更新もぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。