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目標:なりたいものになる、やりたいことを実現するための思考(第55号2024/2/15)

こんにちは。インストラクターChiakiです。
今回は目標がテーマです。年明けに触れた内容と考え方は同じですが、ぜひご紹介したい番組がありましたので、内容をかいつまんで紹介します。

現在、アマゾンプライムで「ダンス・ライフ」という番組が配信されています。
シドニー有数のダンス施設が整った、プロダンサー養成校「ブレント・ストリート」を舞台にしたリアリティー番組です。(おそらく撮影は2022年)

ここで学ぶ生徒たちはプロダンサーとしてエージェントと契約後、ショービジネスの世界で活躍することを夢に、日々自分のダンスと向き合っています。
番組では、トップクラスの子たちを中心にお互いが切磋琢磨する姿が描かれていますが、その中で有名なダンサーKaylie Yee(ケイリー・イー)*さんと、生徒のEmily(エミリー)さんとのやりとりで印象的な場面がありました。

*Kaylie Yee:Dancer,Choreographer,Performer,ブリトニースピアーズのバックダンサーも務めるなど世界的に活躍している有名ダンサー、振付家、クリエイティブディレクター。若いダンサーにとっては憧れの存在。


ケイリーさんがエミリーを含めた生徒たちに「インタビューやオーディションの場では”覚悟”を見せるランゲージ、”その仕事が欲しい”という意気込みが必要」と伝えたのちに、一人一人に「来年は何をしている?何をしたい?」と訊ねます。

そのときにエミリーは、数秒の沈黙のあと「まだ見えていない、ダンス関係のことをしたいと思っているけれど・・」と口ごもってしまいました。
エミリーのダンスレベルはかなり高いのですが、自分に対しては厳しく、かつ、自信をうまく持てない性格(自己評価低め)です。
ただ、レッスンの最後に何かひっかっかりを覚えたのか、ケイリーさんに歩みよって先ほど質問されたことのやりとりについて、再度話をします。

そのときのケイリーさんからエミリーへのメッセージがとても印象深く、また、ダンスに限らず夢や目標に向かう子たちは絶対に持ってほしいマインドだなと感じましたので、下記引用してご紹介します。
ケイリーさんのインスタにもこの場面がアップされているのでぜひそちらもご覧ください。

Emily)
I said I didn’t know.
I do know. But the thing is,I don’t know how to start getting there because I kind of want to lean towards what you do.
(ケイリーに聞かれたときに)わたしは分からないと言ってしまった。けど、実は分かっている。でも、どういうふうに始めたらいいかが分からない、あなたの仕事に興味があるから・・

Kaylie)
In that moment when I asked you what you want to do, and you couldn’t answer me,but you know want to do,right?
So,there’s no buts.
わたしが質問したときにあなたは答えられなかった。でもあなたは分かっているのよね。
だったら”でも”は、なし

There’s no “I want to do this but I don’t know how”
That’s shouldn’t exist.
”したいけど、でも方法が分からない”は、あり得ない

It’s not, “I want to be a dancer,but what if I don’t make it
so I’ll say I don’t know what I want to do
ダンサーになれないかもしれないから分からないと答えている

That already is you telling yourself that you are not going to be a dancer,
that’s enough in itself.
それは、ダンサーにならないと自分に言っているのと同じ
もう完結してしまっている

Dance Life ダンス・ライフ シーズン1エピソード3より引用

You’re lying to yourself, and if you can’t tell the truth ,then how can I give you the career that you want, or how can the people around you, how can the Universe,give you what you want if you won’t say it out loud ?
あなたが自分にウソをついてたら、あなたが望むキャリアは誰からも与えられない、欲しいと言わないと宇宙でもお手上げよ

The more that you say it out loud,the more you will start to believe it
口に出せば自分で信じるようになる

And then everyone around you will treat you like a professional dancer.They will treat you,”oh,that’s what she wants? Great, good on her”Nothing else. It’s that simple.
すると周りもプロとして見てくれるのプロになりたいという意思が伝わる

I don’t have to give you permission to be a danger.You’re already doing it.
You just have to believe it.
ダンスをするのに許可はいらない。あなたはもうダンサーよ、あとは信じるだけ。

Dance Life ダンス・ライフ シーズン1エピソード3より引用


もう、ほんと、首がもげるほど同意しかないです。
夢や目標が大きければ大きいほど、それを口にするのは怖かったり、恥ずかしかったり、思い悩むことは多いと思います。
でも、そこで萎縮したり謙虚になるのではなく、堂々と「わたしはこれを目指している」と周りに伝えてみてください。

実際、指導する側から生徒を見たときに、「直近の大会だけでなく、その先の○○を目指している」ということを言える子には、その目標が壮大であっても、それに近づくにはどうしたらよいかということを考えての指導になります。それはわたしだけでなく、周りの人たちも同じように接するだろうし、そうすると目標に近づけるスキルやマインドが少し変わります。
その少しの変化・上達を感じるとさらに自信がついて、どんどんプラスになっていくので、たとえ最初は遠い目標だったとしてもいつの間にか現実味を帯びてきます。

一方、スキルも高い、身体も器用、だけど本人がどこまで目指したいのかが曖昧な子には、とりあえず目の前の課題を改善するための指導しかできません。
なぜなら、本人が望んでいない可能性を考えれば余計なお世話になるからです。
まぁ、「かなり伸びしろがありますよ~」くらいは本人にも保護者にも伝えると思いますが、それ以上のことはできない(本人の意思がなければやりようがない)です。

ということで、心のなかで密かに目指していることがあるなら、願望で終わらせずに目標として取り組んでみてください。まずは、目指そう!

ちなみに、エミリーは卒業公演で見事なパフォーマンスを見せてエージェントとも契約できたようです。

ということで、今回はだいぶ長くなりましたが最後までお読みいただきありがとうございました。

ダンス・ライフもぜひ見てみてください!

もし気に入っていただけましたら、次回の更新もぜひ楽しみにお待ちいただけたら嬉しいです。