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カメラを持って北九州の山と歴史を巡りたい

歴史と写真が好きです。

2020年からは知りたい、撮りたいものが山の頂上にあったから、登山も始めました。

始まりは求菩提山。

くぼてさん、と読みます。

福岡県豊前市の山です。

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求菩提山はその昔、修験道が盛んだったそうです。

ガイドの人に教えてもらったのは「山は里より都会だったんですよ」と意外なこと。

修験道とは
修験道は、役小角を開祖とし、森羅万象に命や神霊が宿るとして神奈備(かむなび)や磐座(いわくら)を信仰の対象とした古神道と山岳信仰と仏教の内、密教の呪験練行とが習合してできた日本独特の信仰のことをいいます。
https://sousou-shiki.jp/glossary/15017/

「里の女性たちにとって、山伏は憧れだった」とか、「里と山との交流は実は厳しくなかった。厳しく見せていただけ」とか。

教科書に載っていない、リアルな歴史の話は、単純にワクワクしました。

求菩提山を登ったためか、歴史と山にさらにはまり込みます。

自分が住んでいる町、北九州にも登山ができる山が身近にあり、そこにも修験道の歴史が微かに残っていました。

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北九州市八幡西区の権現山。

鷹見神社上宮です。

この山の中にも僧坊と言って、山伏が住んでいた住所があったようです。

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求菩提山と同じく、頂上付近は巨石がゴロゴロ。

頂上には古代の祭祀場があったのに、第二次世界大戦時、高射砲を置くために削られ無くなったそうです。

(すごく貴重な場所だったのでは…)

1990年に自費出版された、北九州の歴史史跡を巡る本です。

ネットでも見つけられなかった、皿倉山の祈願塔のことも詳しく記されていました。

この本を最近手に入れることができたので、私も気になる場所を辿ってみることにしました。

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カメラを持ち、時には山に登り。

身近な歴史を写真や言葉で残す。

しばらく私のカメラの楽しみ方になりそうです。

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