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読書:ダイアナ クロニクル

『ダイアナ クロニクル 伝説のプリンセス 最後の真実』
(原題:The Diana Chronicles)
ティナ・ブラウン 著
菊池由美、笹山裕子、村上利佳、高橋美江 訳

※chronicle:年代記、編年史、記録、物語

7割がた読んだところで感想。

これまでダイアナさんに持っていたイメージが、かなり変わった。
今でもファッションアイコンとして取り上げられたり、キャサリン妃と比較されたりするけれど、
ダイアナさんのセンス100%ではなくて、スタイリストさんがいたんだなぁ、とか。
(表舞台で注目される人なら、当たり前か…)
戦略的にマスメディアと付き合っていたのかなぁ、とか。
慈善活動に関しても、そう。

この本のタイトルから、
ダイアナさん寄りの(味方側の)内容なのかと思っていたけれど、
案外辛辣な評価があったり、
ダイアナさんの好ましくない(と思われる)一面についての言及があったり、
思っていた視点とは少し違って興味深かった。

きっと、読む人によって、感じることは様々だろう。
その人の住んでいる場所、育った文化、価値観、考え方…
他の人がどのように感じたのか、レビューがあれば読んでみたい。

本の中に書かれているできごとが、ほとんど実際に起きたことだと思うと
イギリス王室や上流階級って不思議で、ドラマみたいな世界だよなぁ。

これまで、伝記ものはあまり読んだことがなかったけれど、
あまりにもドラマチックだからか、小説を読んでいるような感覚で読める。

亡くなった人の物語を読みながら、「ドラマチック」なんて、不謹慎かな。

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