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やりたいことができる環境が自責を生む

私はコンサルティング会社の従業員という立場もあるのですが、これまでやりたいことを完全否定されながら約10年務めてきたのですが、部署異動して急にやりたいことが全部やれる環境が手に入りました。これまでやりたいことを否定されていた時には、どうしても他責の気持ちが強かったのですが、全部やりたいことができる環境になると自責の気持ちが強くなりますよね。良い意味で緊張感と期待を裏切りたくない危機感で良いストレスになっています。これが自己実現に至るためのストレスなのかと感心しています。

私は2歳の娘を持つ父親の立場でもあるのですが、2歳児というのは本当にやりたいことを徹底的にやるので、時には「死にに行っているのかな」と思うような挙動があります。彼女が無事にいられるか心配でなりません。ただ、私たちが過保護になって、手取り足取りカバーすると彼女の能力開発にはネガティブに作用するのですよね。親が心配すればするほど、子供の関心の広がりというのは小さくなってしまうのです。子供はのびのびと育てる必要があるのです。徹底的にやりたいことをやらせる環境を与えるのですね。

親子関係は上司部下の関係に似ています。部下が明らかに死にに行っていたとしてもどんどんやりたいことをやらせることが大切なのですよね。今の上司を見ていて私は学ばせていただきました。おそらく、私はこれからどんどんやりたいことを実現していくでしょう。その過程の中で能力が開発されて、成長していくでしょう。子供や部下にはそのように接してあげたいですよね。それが結果として部下や子供の自立に繋がり、良好な関係を築くことができるのですよね。

私はもともと商売人の家系です。その素質が生かせるようにするためには、商売人としての考え方が生かせる状態を創らないといけません。無駄な障害物がなければ、その素質に自分自身が気づいていき、自己実現していくのですよね。その人が商売人向きなのか、学者向きなのか、勤め人向きなのかは、彼らがやりたいことをやらせないと見えてきません。何が欲求の根源なのかは、やりたいことをやる過程でしか見いだせないのです。やりたいことをやって、ああ、これが自分がやりたかったことなのかと気づくのです。

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