【カメラを使いこなそう15】NDフィルターは「可変」「固定」どっちがいい?
毎週土曜日は、カメラ初心者がミラーレスカメラを使って、
・気づいた機能
・うまく撮るコツ
・あったら役立つアイテム
などをシェアしています。
「NIKON」に限らず、僕のようなカメラ初心者の方の参考になれば幸いです。
以前に炎天下で撮影した際に、シャッタースピード(SS)が1/8000(上限)になり、ファインダーに不具合が出た問題がありました。
その対策として、NDフィルターを購入しましたが、今回はその続編で「可変NDと固定NDの比較」をしてみました。
炎天下ではNDフィルターが活躍
撮影は、日差しがある日の15:00におこないました。
フィルター無し(上図右上)では、完全に白飛びしてしまう環境で、NDの効果を検証しました。
この日は、灼熱の日差しというわけではない上、風があったので、ND64でSS1/60が被写体ぶれしないギリギリのラインでした。
結果としては、NDを装着することで、可変・固定ともに低速SSでも白飛びを抑えられることが分かりました。
可変・固定はどっちがいいか
⇧それぞれのメリットを並べてみました。
可変はムラが出る
⇧は固定と可変で、おおよそ色味を合わせた写真です。
可変は前面のレンズを回すことで濃度を変えますが、位置によっては角にムラが出てしまいます。(右図の左上・右下)
もちろん、ムラが出ないように調整することは可能ですが、当然濃度が変わってしまいます⇩。
RAW現像すれば良いのかも知れませんが、個人的には「手間のことを考えると、スナップ撮影はJPEGで撮りたい」って思っちゃいます。
可変のムラは対策できるが・・・
僕の持っているフィルター類は、全て72mmサイズになります。
先程の24-70mmのレンズは、「フィルターサイズ:72mm」でジャストサイズです。
一方⇩に並べた画像は50mmのレンズで撮ったもので、「フィルターサイズ:62mm」なので、ステップアップリングを使用しています。
そうすると、同条件でもムラが出なくなることが分かりました。
ムラ対策はコレで解決しそうですが、「ステップアップリング+サイズアップしたフィルター」が必要になるので、費用面での負担は増えてしまいます。
+CPLの効果
NDの減光効果で全体的な白飛びは抑えられますが、反射をコントロールすることはできません。
反射のコントロールには、CPLが必要になります。
⇩CPLあり/なしの比較を撮ってみました。
CPLといえば、水やガラスの反射のイメージがありますが、土や植物の反射も抑えられるんですね。
ありの方が、色彩を表現できているように感じます。
最後に
写真に正解はなく、表現したいものは人それぞれかも知れませんが、今回の検証で、僕の好みは「ND+CPL」だと思いました。
本格的な夏を迎える前に、気に入る物が見つかって良かったです。
ただ曇りだとND64は暗すぎるかもしれないので、SSとISO、露出補正で調整するか、できない時はCPLフィルター単体で対応しようと思います。
みなさんは、真夏にどんな対策をして写真を撮りますか?
なにかオススメなどがありましたら、教えてください。
それではまた
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