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【生理的弯曲】を学ぶ意味

今週から火曜日は、僕がカイロ学生時代に「書き留めていたメモ」を紹介していきます。

このメモは、

・卒業後に、見直すことで大切なことを思い出すため
・今(当時)は深い意味まで分からないが、大切そうな言葉
・絶対に忘れてはいけないこと

などが記載されているので、【本質】を掴めている人にとっては、かなり有意義な内容になると思います。

また、治療の【本質】が曖昧な方にとっては、もやもやが晴れる内容にもなります。

では早速始めましょう。

姿勢の基本

生理的弯曲
 ・前弯・・・スプリング作用
 ・後弯・・・保護作用

今週紹介するメモは⇧コチラ。
姿勢の基本【生理的弯曲】です。

絵にすると⇩のようになります。

画像1

見ても分かる通り、大切な部分は保護作用が働くようになっています。

セラピストでしたら、当たり前の事で「なにをいまさら」と思われるかもしれませんが、わざわざ僕が第1回目にコレを紹介するには理由があります。

【生理的弯曲】を理解した治療とは…

多くの先生方は、⇩の4つをよくご存知だと思います。

・ヒトには、生理的弯曲が存在する
・前弯は、スプリング作用
・後弯は、保護作用
・生理的弯曲は、前後弯を交互に繰り返している

しかし、これら4つをオーバーラップさせ、治療に活かせている方はそれほどいません。

あなたはどうですか?


⇧の4つをオーバーラップさせると、

「前弯(スプリング)は、後弯(保護)を維持するために存在している」

ということになります。

気づいている先生は、「腰部の過前弯」「胸部の過後弯」を治療対象にすることは、ほとんどないはずです。

<誤った治療ポイント>
・腰部の過前弯
・胸部の過後弯

<正しい治療ポイント>
・頚、腰部の後弯
・胸部の前弯

まとめ

姿勢の乱れは、生理的な作用を維持している部分では起こりません。乱れるのは、生理作用に反している部分です。

コレが理解できていないと、姿勢関連の症状は治せません。

早速今日から使える知識ですので、活用してみてください。

せっかく基本が分かっていても、使えない知識は無知の人と同じです。じっさい今回のnoteが、目からウロコだった先生も多いのではないでしょうか?

毎週火曜日は、今回のような情報を始め、様々なテーマから成長する1フレーズを紹介していきます。

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ではまた

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臨床経験が10年を過ぎ、今さらながら多くの経験は「学生時代に既に教わっている」ことの応用やそのものであることに気づきます。 現在日本では全日4年制のカイロ学校が存在しませんが、そこでの学びは短期養成のそれとは比較にならないほど、【テクニックをいかに安全に行うのか】を学びます。 このマガジンでは、それらを難しい言葉を使わず分かりやすく解説します。 何よりも患者さんのために、「安全に行えるカイロプラクティックとは何か」を一緒に学んでいきましょう。

このメモは ・カイロ学生時代にメモした先生の雑談 ・治療で絶対に忘れてはいけない注意事項 ・治療に役立つ知識 ・遠回りせず治療レベルを上…

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