■はじめに
2023年7月4日に33年間勤めたキヤノングループの会社を卒業し、伴走支援型コンサルタントとして歩み始めました。
第二の職業人生の幕開けに際し、自分を振り返り、今後を考える良い機会として記事を書いています。

■生い立ち
四国の徳島市で長女として誕生しました。父は左官職人・母は家で内職の貧しい家庭でした。お金がないので安くてお腹いっぱいになる袋麺をよく食べていた為か、まるまる太っていて幼稚園では「ぶた」と陰口叩かれ自分に自信のない引っ込み思案な性格でした。
一方で恩給で裕福なおばあちゃんに過保護に育てられ「お姫様」だと勘違いして育ちました。幼少期は「引っ込み思案な豚のお姫様」といったところです。

小学生の頃、親戚と行った旅行でとある出来事があり、いつまでも親に構ってもらえないと悟ります。そこからは自立心に目覚め怖いもの知らずの「嬉々としたおやまの猿」で今の私の礎となりました。

■山あり谷あり谷あり
中高大となんの不自由もなく、会社でも女性管理職の先駆けとして出世コースを歩んでいました。そんなある夜、いつものように残業していると動悸がして息苦しくなり、指先も痺れた感じに襲われました。診療内科で「パニック障害」と診断されましたが、納得がいきません。。

薬だけに頼らず根本的にケアしたいと心理学や脳科学を勉強し、産業カウンセラーやキャリアコンサルタントを取得しコーチングも学びました。心と脳を学ぶ事で、やっと薬を卒業し、ナチュラルに肩の力を抜いて頑張れようになりました。
再び自分を取り戻し３年がかりで中小企業診断士の資格を取得したのが、また闇の入り口でした。

経営を学んだことで、新規事業を創出する部門の長に任命されましたのはいいのですが、組織長としての部門運営とプレイヤーとしての新規事業創出というW未経験で、孤軍奮闘するも上手くいかず、組織解体・降格という人生初の挫折も味わいました。

■在り方を磨く
失敗したのは未経験もさることながら「在り方」が未熟だったからでした。「やり方」と「在り方」の両輪を重視しているビジネス塾で学んだり、倫理法人会に入会し、今現在も純粋倫理を学び続けています。

私なりに成長し、勤めていた会社では７億円規模のプロジェクトマネージメントを任されたり、コーチ・コンサルタントとしてクライアントに伴走し、ビジョンの言語化や実行支援ができるようになりました。

■今後の夢
過去の私と同じように孤軍奮闘しているリーダーや経営者に伴走し
人や組織が本来持つ個性や強みを開花させ、自然とも調和し
社会全体が心地よいハーモニーを奏でることをビジョンに掲げています。

「早く行きたいなら一人で行け、遠くに行きたいなら仲間と行け」と言われているように、仲間と遠くのまだ見ぬ広大な景色が見たいです。
その為の仲間集めとして伴走支援型コンサルタントを育成する「伴走支援塾」を10月に開講し運営します。

今の私を育み礎を築いてくれた徳島への想いは年々増しており
近い将来、東京と徳島の２拠点生活を夢見ています。