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ギルドハウス胎内が生まれた日。

《住み開きの古民家「ギルドハウス十日町」》を2015年5月に立ち上げ、その10ヶ月後の2016年3月、こんどは【住み開きのシェアハウス「ギルドハウス胎内」】をオープンすることになりました。

そこで先日、そのお披露目イベントを開催したわけです。

https://mattarian.doorkeeper.jp/events/40831

朝9時から夜まで、いろんな人がひっきりなしに来て、最後には二間続きの茶の間が満杯になるほどの盛況ぶり。自分が思っていた以上の反響を呼んだようです。しかも、イベントの告知開始が4日前という直前にもかかわらず、です。

お店でも宿でもない、ただの共同生活の《住まい》ではありますが、そこにコンセプトをもたせて広く開放することによって、こうも人が集うのか。ギルドハウス十日町と同様の展開を早くも感じられる一日となりました。

それにしても、とにかく、さまざまな人が集いましたね。市議会議員や市役所の職員といった行政関係者、区長や班長などのご近所さん、畑作業を教えてくれる地元企業の社長、さらには地域コミュニティの元気な代表、有名なカフェの経営者など。ギルドハウス胎内の立ち上げに協力してくれたプロジェクトのみなさんによる呼びかけが大きかったですね。

そうした知人関係はもちろん、「Facebookで気になって来ました」という初顔の人も。なかには2歳から5歳までの小さな子ども連れのママたちが来て、なんだか大家族のようでもありました。

みなさんからは、

「胎内市になかったものが出来たのはすごい」
「新しいコミュニティの形!」
「十日町のギルドハウスにも子どもを連れて行きます」

といった嬉しいコメントをいただきました。

いまのところ満室6〜7名のうち3名の入居が決まっているほか、早くも試住希望も来ています。果たしてどんな共同生活の面々になるのか、いまから楽しみです。


ギルドハウス胎内の生まれた日。

それはもっとさかのぼれば、お披露目イベントの日ではなく、2014年の11月9日かもしれません。

その日、自分は胎内市在住の若者と、地元のカフェで会っていました。とある相談を受けるためです。相談の内容は、カフェをコワーキングスペースとして活用できないか、というものでした。

彼はカフェの経営者でもないし、単なるお客さん。どうしてそう思うんだろう。おしゃべりのなかでその意図を深堀りしていくと、どうやら自立のための拠点がほしい、ということのようでした。

だから自分は、コワーキングスペースとしても活用できる拠点として、シェアハウスという手段もあるよ、と話しました。

それからですね。彼のシェアハウス熱が高まったのは。彼自身が会場をおさえ、1ヶ月後には第一回のシェアハウス設立ミーティングを開催できました。そのときはまだ物件のアテさえなく、とにかくアクションを起こそう、というのが第一にありました。

そんなきっかけがあり、第二回、第三回とミーティングの回数を重ねるうちに、そのつながりから空き家の大家さんに巡り会え、およそ2年がかりでギルドハウス胎内が生まれたのでした。

地元に住むひとりの若者がきっかけをつくり、生まれたアクション。自分は管理人であり代表も務めるアドバイザーとして、これからもできる限り応援していきます。もちろん自分自身がセカンドハウスとして楽しんでやっているんですけどね。そしてそれが、すぐにではないかもしれない、ゆっくりでもいい。元ひきこもりでも勇気を出して一歩をふみだし、きっかけを作った彼のやりたいことにつながればと思います。

よかったらサポートをお願いします。もしくはギルドハウス十日町へ遊びにいらしていただければうれしいです。