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フリーランスエンジニアとして、初案件を獲得した話

🌸はじめに

お久しぶりです。うえすとです!
最近、本業・副業で開発に没頭していて、全然noteを書けていませんでした。
私は、今回初めてフリーランスエンジニアとして案件獲得できたので、その体験談を書こうと思います。これからフリーランスエンジニアを目指す方の参考になれば、幸いです!

📕対象読者

  • これからプログラミングを始める方

  • 今は正社員として働いているが、これからフリーランスエンジニアになろうと考えている方

  • (私のことをちょっとでも応援してくれている方)

👨‍💻現在の状況

私は現在、渋谷のミドルベンチャー企業の正社員として勤務しています。直近は、インフラ・SREとして、アプリケーションを高速かつ安全にデプロイする基盤を作ったり、アプリケーションがお客様に安定して届くような体制にしたり、アプリケーションのモニタリングを充実させたりしています。以前はバックエンドエンジニアとして、開発業務を行っていました。
また副業でスタートアップのインフラ構築もやっています。こちらは40h/月くらい稼働しています。

🙋‍♂️なぜフリーランスエンジニアになろうと思ったか

正直、現職にほとんど不満はほとんどありません。メンバーに恵まれて、毎日楽しくお仕事していました。給料は諸々含めて年収550万くらいで、普通に東京で生活する分に困りません。フレックスタイム制だし、お米・お菓子貰えるし、英会話無料で受けれるし、椅子はハーマンミラーだし、結構働きやすい環境でした。

ではなぜフリーランスエンジニアになろうと思ったかというと、理由は2つあります。

1. 自分のスキルを一つの会社だけに使っているのもったいないと思ってきた

これはちょっと過信です。でも気持ち的にはそうなので、正直に書きます…!
現職に付いて1年半、本当にいろいろと経験しました。TypeScript、NestJS、React、Next.js、AWS CDK、Terraformを初めて触りましたし、新規事業立ち上げから参画して、v1.0.0のGitタグをつけたりもしました。エンジニアとして計4年弱仕事をしてきて、「あれ、私ってもしかして他の現場でも何とかキャッチアップして、バリュー出せるタイプ?」と少し思うようになりました。
大学でCSを専攻していた訳でもなく、プログラミングのセンスがあるタイプではないです。技術力の高いいわゆる強々エンジニアではありません。
ただ、お客様ないし社内顧客とちゃんとコミュニケーションを取りながら仕事をしてきましたし、世の中に出しても恥じないサービスを作っていきたいというプロとしての想いを常に持っています。
ソフトスキル、そこそこの技術力、キャッチアップ力があれば、新しい現場に行っても、バリューをちゃんと出せるのではないかと思うようになり、フリーランスエンジニアとしてお仕事を探し始めました。
フリーランスとして多くの会社に携わり、色んな方のビジネスのお手伝いをしていきたいと思っています。

2. 将来的に海外からノマドワークをしたい

「海外からノマドワークをしたい…!」
Webエンジニアになった方であれば一度は思ったことがあるのではないでしょうか。私はずっと思っていて、折角の人生、一回くらい海外からリモートで仕事をしてみたいです!
安心して海外生活するためにどうしたらいいか考えた時に、「治安の良い国で日本から仕事を受けて、ノマドワークすればいいのか!」と考えるようになりました。
これから、フリーランスとして信頼を積み上げて、海外にいながらも日本からお仕事をもらえるようになりたいと思っています。就業規則上、正社員ではなかなか実現できなかったことをフリーランスとして実現してみたいと考えています。(毎日、英会話してその準備も進めています)

🚶いざ、エージェント登録…!

フリーランスエンジニアとして案件を探すに当たって、どうやらエージェントを使うことが一般的であることを知りました。なので、今回は以下のエージェントに登録してみました。

  1. レバテック

  2. Midworks

  3. CrowdTech

  4. Relance

  5. CloudBuilders

  6. Remogu

多くのエージェントは以下の流れで進みました。

  1. エージェントに登録

  2. スキルシート or 職務経歴書の登録

  3. エージェントとの条件ヒヤリング面談(30~90分)

  4. メール or Webでの案件マッチング

  5. 商談日程調整

  6. 商談(30~60分)

  7. 商談後ヒヤリング(5~10分)

  8. オファー or お見送り or 辞退

どのエージェントの担当様も非常に丁寧に対応していただけました。案件数、支払体系、スピード感はエージェントによって違う印象でした。個人的に、CrowdTech、Relanceが様々な観点でバランスが良いと思いました。Remoguは消費税を貰えないという仕組みらしく、手元に入るお金は少ないという記事を見つけました。
https://www.rbbtoday.com/webcode/sidebusiness/remogu-feature-review/#Remogu-2

私は、CrowdTech経由で3社、Relance経由で3社、Midworks経由で1社商談することになりました。

私のイチオシは、Relanceです!
エージェントとの面談から商談までの流れが非常にスムーズでした。また、商談前に事前面談というかたちで、面談先に企業の情報を提供してくれたので、商談時に慌てることがありませんでした。オファー承諾後、Relanceのエージェントの方に「面談でお会いした時から絶対にうえすとさんのご支援をさせていただきいと思っていた」と素直にお伝えていただき、とても好印象でした。最終的に私が参画する案件もRelance経由でした。

めちゃくちゃ広告っぽくて嫌なのですが、私としては本当にオススメなので、貼らせてください…!もし、Relance使うことあれば、紹介しますので気軽にTwitterからDMください!紹介された人もお得なキャンペーンを見つけました!
https://twitter.com/westhouse_k

🏃選考…!

今回案件を探すに当たって、以下の条件で探していました。

  1. フルリモート(週1,2出社可)

  2. 月単価80万(税抜)以上

  3. クラウドインフラの設計・構築をメインできること

  4. マイクロサービス、サーバーレスなど技術的に面白そうな案件であること

  5. (尚可)海外からも働いてよい案件であること

単価ももちろん大事ですが、マイクロサービスやその周辺技術に非常に興味があるので、その領域に飛び込んでみたいという気持ちでした。
また、バックエンドもできるインフラエンジニアということで、アプリケーションエンジニアと連携してインフラを構築することに慣れています。インフラメイン・バックエンドサブみたいなポジションで募集があればいいなと思っていました。

上記の条件で、応募を始めてみました。商談が決まるまで、エージェントから提案を受けた案件と、Web上にある案件に応募しまくりました。おそらく40社くらい応募しました。その中で、7社商談することになりました。

以下、案件の詳細です。(月単価は税込)

① SREコンサルティング/インフラ設計・構築・保守、SRE全般/99万

フルリモート、フレックス制でしかも高単価…!
とても技術力の高い集団なので、その方たちと一緒にインフラ・SRE業務ができれば、私ももう一段階レベルアップできると思いました。EKS、kubernetes、Golang辺りを触ることになりそうでした。

② 受託開発/インフラメイン、バックエンドサブ新規開発/92.4万

フルリモートで勤務時間も柔軟に変更可能という話でした…!
AWSのサーバーレス環境の設計・構築、重い処理を非同期にする設計、社内ユーザを考慮したセキュリティ対策などをやる案件だったので、学べることがたくさんありそうでした。また、必要であればバックエンド(PHP)の実装もできそうでした。

③ 自社開発メガベンチャー/社内ツールのバックエンド新規開発/89.1万

エンジニアなら誰もが知るメガベンチャーだったので、正直行きたかったです…!
ただ、バックエンドの開発がメインになりそうで、少しやりたいことと違うかなという印象でした。

④ 自社開発/老舗/インフラ設計・構築・保守・リファクタ/89.1万

Ed Techの会社で、事業ドメインに大変興味がありました。
結構、技術的負債が溜まっていそうで、それを一つずつ直していく感じになりそうでした。老舗なので、結構のんびりした雰囲気があり、裁量を持って仕事ができそうな印象でした…!

⑤ 自社開発ちょい有名企業/インフラ設計・構築・運用/88万

こちらはフル出社なのが、非常に残念でした…
ユーザー数の多いサービスのインフラ設計・構築だったので、業務内容に興味がありました。また若い方が非常に活躍されていそうで、コミュニケーションを取りやすそうな感じでした。

⑥ 自社開発ベンチャー/フルスタック既存改修/88万

ベンチャーベスト100に選ばれている企業でした…!
フルリモート、フレックス制で働きやすそうな感じですが、結構何でもできないといけなそうな雰囲気を面談で感じました。バックエンドがGolangだったので、少し興味がありましたが、フロントエンドは直近頑張るつもりがなかったので、業務内容のミスマッチでした。

⑦ 自社開発ベンチャー/インフラ・バックエンド改修・保守/70.4万(週4)

週4の案件でした。副業といい感じにバランスを取れば、収入的には困らないかなと思い応募しました。
ユーザ数が一気に増えているらしいので、インフラエンジニアとして挑戦しがいがある案件でした。オフショアを使ったラボ型開発を行っていて、仕事で英語を使うことができそうでいいなと思いました。

🙌オファー承諾

最終的に、5社(①~⑤)からオファーをもらいました!!!他2社はタイミング的に結果を知ることはできませんでした。
私は、①の案件に参画することにしました。理由は以下です。

  1. 高単価

  2. フルリモート、フレックス(コアタイム12:00~16:00)と働きやすそう

  3. kubernetesを専門にしているインフラ・SREのプロ集団

  4. 企業理念に共感したこと

  5. 海外から働いてもOK(らしい)

  6. コンサルティングっぽい仕事が自分に合っているか試したくなった

これからのキャリアを考えて、EKS、kubernetesの設計・構築・保守を経験してみたかったので、こちら案件に参画することにしました…!
商談時に、先方のリーダーが私のことをすごく気にいってくださって、商談中にオファーをもらいました…笑

🕑スケジュール

5/9-15 エージェント計6社と面談
5/17-24 7社と商談
5/25 現職退職交渉
5/26 正式にオファー承諾

あっという間でした…!私は7月参画予定で案件を探していましたが、即日または6月から参画可能という案件もあって、フリーランス案件獲得のスピード感を知ることができました。
私がオファーを受けた案件先だけ見ると、10日程度で仕事が決まりました。
5/15エージェント面談 → 5/23商談 → 5/24オファー → 5/25オファー承諾

💡やってみてわかったこと

1. プラットフォーム上で自分から応募ボタンを押した案件は、ひとつも選考に進めなかったこと

これは正直びっくりしました…!
おそらくですが、プラットフォーム上で案件を探す際に、自分の相場感と違うものばかりに応募してしまうのかもしれません。単価順にソートして、上から見ていったので、無意識のうちにレベルの高く高単価な案件ばかりに応募していたのだと思います。また高単価な案件は当然倍率も高いので、ミドルクラスのエンジニアは見向きもされなかったのでしょう。
今回、商談したすべての案件が、エージェントから提案していただいたものでした。おそらくエージェントから企業に打診していただかないと、見向きもされないのが現実です。私も小売業(広義の意味で営業)を少しやっていたのでわかりますが、エージェントも売りたい商材をうまく選んで、企業ないしは求職者に提案しているんだなと感じました。

2. バックエンド、インフラの両方できる人を企業は求めている

どの会社もバックエンド、インフラ両方できる人を欲しがっている印象でした。(まあ、私がその領域を狙って案件を探していたので、そう感じるのは同然なのですが…)
私みたいに、バックエンドエンジニアだったけど、AWSとGoogle Cloudの設計・構築を一からできる人は少ないんだと思いました。多くのバックエンドエンジニアはインフラを触れたとしても、AWSの簡単な修正に留まっていて、逆にインフラエンジニアは開発経験がほとんどない方が多いのだと予想しています。
私は、専門領域を少し広めに設定していたことで、企業に必要とされる人材になれたのかなと思います。

3. そこそこの技術力と「何か」が大事

エンジニアとしてはどうなんだろうと思いますが、おそらくコミュニケーション力が評価されて、今回複数社からオファーをいただけました。私における「何か」は、コミュニケーション力になります。
技術力ももちろん大事だと思いますが、チームとしてエンジニアリングをしていくので、推進力・自走力・コミュニケーション力も重視されるのは、正社員でもフリーランスでも一緒ですね。
私から言えることは、技術力にあまり自信がない方もフリーランスとして仕事することを諦めないでほしいということです。誰しも武器を持っていますので、それを片手に、そこそこの技術力と共に戦うのもありだと思います。

🌟さいごに

巷では、開発経験2年でフリーランスの高単価を案件に参画している方もいますよね。私は開発経験4年でフリーランスになることにしたので、その方々に比べると少し遅いです。
ただ私としては、適切なタイミングだと思っています。インフラ・SREへのポジション替えや、その他リーダー経験、テックカンファレンスの運営、採用、WCM(Will Can Must)設定、MVV(Mision Vision Value)設定は、正社員でないと経験することが難しかったと考えています。

フリーランスを目指している方は、よく考えて自分なりの戦略を練ってみてほしいです。自分で考えた戦略を信じて行動することが、選択を正解する唯一の方法だと私は考えています。

私はフリーランスとして、スタートしただけに過ぎません。これから力不足で鬱になるかもしれませんし、数ヶ月で契約を切られるかもしれません。エンジニアとして、世の中を良くしていきたいという気持ちを持って、精進し続けようと思っています!

最後まで読んでいただきありがとうございました🙇‍♂️
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