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#11 固定概念が崩れる感覚はなんて刺激的なんだろう。台湾にはそんな刺激が沢山ある。

大家好!

日本に一時帰国しました。
もうすぐ台湾と日本の往来が始まりますが、その前に台湾を味わえたのは良い経験だったと思います。今回は視察に行って聞いた事や感じた事を書いておきたいと思います。

■視察で感じた事

まず思うのは、やり方次第で台湾にはチャンスはある。
そう思う理由の1つは、台湾で働く全ての人が運命共同体であると感じるから。日本では競い合うことが多くなるけれども、台湾にいる日本人は皆同じ境遇であり、助け合い一緒に台湾を盛り上げようという意識が強いように感じる。これは俺が出会った人がただ良い人だっただけなのかもしれないw

自分が語学勉強をしにアメリカに行った時は、英語の勉強に来ているのだから日本人グループに入らず日本語を話さないという人もいる。これは自分に厳しくし学ぶ意識が高くすごく良いと思う。
でも、仕事で海外に来ている人はまた違う。日本人と話さないより話して情報を仕入れることが優先される。語学を学ぶことが1番ではなくビジネスで成功するのが1番だからだ。
その為には、日本人を離すより、日本人同士タッグを組んでより良い環境にする方が優先される。

俺はこの環境がすごく居心地が良く感じる。

台湾では一人鍋のお店が多い。

多分みんな何かにチャレンジしているからだろう。それは奥さんとして付いてこられた人にしても、全てが初めての事ばかりで毎日がチャレンジ。のんびりしているより、何かにチャレンジしている中にいるのが好きなのだ。

そして色々固まった人脈や流れが0になり新しく色々が始まる。
マンネリ化しつつある人生がまた刺激的に回り始める。

ワクワクが止まらない。

台湾のお鍋屋さんは、タレを自分達で作るスタイルが多い。


更に日本の常識と台湾の常識の違いが楽しい。

例えば先日の休日に港町の基隆市に遊びに行ってきた。ここは豪華客船の船着場であり海鮮が有名な港町。そう聞けば俺は美味しいお魚を食べたくなり、夕食は「お刺身」だろうと思いネットでお店を探し、日本食屋さんでお刺身を食べてきた。
そこで彼女に言われて気づいたのは、新鮮な魚は「お刺身」を食べるということは日本人的な発想。台湾人は新鮮な魚を蒸して食べる人も多いという事。新鮮な魚は絶対「お刺身」という日本人の固定概念。でもこの固定概念の違いに気づいた時は楽しくて仕方ない。

車も日本では左側通行だが、台湾では右側通行。走る車線が変わっただけで、運転がめっちゃ新鮮なものに感じるのもその一つだ。

固定概念が崩れる感覚はなんて刺激的なんだろう。

お酒が入ったラーメンがある。美味しいかどうかは試してみてw

その他、台湾で人に会って得た情報なども共有したいと思う。

台湾に長く住むと考え方が台湾人になる
台湾に長く住み続けると、考え方も生活も台湾人になってしまうと教えてくれた人がいる。それはわかる気がする。でも、それは良くも悪くも仕事には有益ではないと考えている。同じ考え方であれば台湾人で良いからだ。俺たちは日本人的な感覚を持ちながら台湾へフィットさせることで、この台湾でイノベーションを起こせると考えている。なので、台湾に住みながらも日本へ帰りインプットは必要だと思う。

台湾人を雇うなら絶対に女性が良い。
全員がそうではないが、台湾の男性はサボる傾向が強く、台湾の女性は責任感が強いそうだ。なので、雇うなら女性を選べと。これは強く言われた。
日本でも近いことがるのかもしれないが、今まで女性の社会的地位が弱かったのは事実である。その分女性が社会で地位を確立するには男性以上に頑張る必要があったのだと思う。今でもそのマインドがあるのかもしれない。

台湾にかかればドラえもんも伸びてしまうw

台湾人スタッフに怒る時は、みんなの前で怒るのはNG
台湾人はプライドや面子がとにかく高い人が多い。ミスをしたり失敗をした時は注意しないといけない。日本みたいに他のスタッフへの見せしめとして人前で怒るのは絶対NGなのだ。

休憩には寝る時間を用意しよう
台湾の方は昼寝をする習慣が身についています。スペインのシエスタみたいな事だが、お昼休みになると会社の電気を消すのだ。電気を消してまで!っとビックリしたが、脳の効率を考えるとこれは良いのかもしれない。

グラノーラに出前一丁のキャラクター。すごいコラボw

親日派は多いが、考え方は欧米化
これは住んでみて思った。日本が好きな人は多いけれども、考え方や進め方が欧米化している。日本では、責任ある地位に昇給させるという話は大変喜ばしい話だが、台湾では、今の任された仕事の分だけお金をもらう方がストレスが少なく良いという人も多くいる。全員ではないが、仕事の能率や費用対効果を重視している人が多いそうです。そして残業も日本みたいにしない。残業がしないことがダメというわけではない。仕事と私生活をしっかり分けているところが、欧米人の働き方に似ている気がするということだ。もちろん台湾での私生活でも欧米化の感覚を感じることも多くある。

書類はしっかり作成する
台湾の方は自分のペースで物事を進めがちな人が多いそうです。なので品質や納期などしっかり決め、書類に決めておく必要があるそうです。日本みたいに会社の為と働く人も少なく、採用に関しても、契約内容に注意して利益と不利益を明確化しておく必要があるそうです。これも欧米的な感覚な気がします。

まさかの逆付けスタイル。気にせず使う心の広い台湾人

転職する人は多い
日本でも最近崩壊しつつある終身雇用ですが、台湾では元々その意識があまりなく、会社組織に忠誠を誓うという意識がやや薄く、待遇の良い職場があれば何度も転職を繰り返すそうです。そもそも日本の終身雇用という考え方がナンセンスな気もします。

しっかり投資をする
日本でも銀行の昔からの仕組みの崩壊により、最近になって投資した方が良いという認識が広がってきました。でも台湾では以前より投資に対して積極的な人が多く感じられます。台湾の土地が爆上がりしているのもそうでしょうし、高級車が増えているのもその1つだと思います。さらには中国からの危機感も強く海外投資に目を向けている人も多くいるそうです。

台湾名物のゴミ出し。音楽が聞こえたらゴミ持って走って行く。トラック3台でゴミの分別しながら回収。

環境へに意識は日本人以上
全員ではないが、台湾政府や台湾の若者に関しては環境への意識が高い。ただなんだろう。意識が高い人とそうでない人の差はかなり大きいし、ちょっとどうなんだろうって感じる時もある。でも環境への意識は日本以上に高いと思う。

台湾の車椅子の人達はとにかく元気
日本で車椅子の人は、障害者という感じがしてしまう人が多くいるが、台湾で車椅子生活している人は、とにかく元気だ。車椅子のままバイクにだって乗るし、電動車椅子はめっちゃ速いし。台湾の車椅子の人はめっちゃ元気。

車椅子の横に原付つけて爆走!日本で見たことない。

スマホの利用率は日本以上
デパートに行くと、どの店員さんもお客さんがいない時間はみんなスマホをいじっている。これはハイブランドであろうと関係なく、仕事中であろうとお客がいなければスマホをイジっている。お客がいてもスマホをイジっている人も多くいる。もしかすると、これは注意するよりは台湾の文化だと考える方が良いのかもしれない。あとは、デートでご飯に行ってもお互いスマホをイジったりしているし、マナーモードという機能を知らないのか、レストランでも普通にゲームの音を出しながらご飯食べていたり、スピーカーで会話している人も。日本ではない体験なので面白いw

中国と台湾の関係
これは、日本人の自分には少し難しい問題でもある。でも明らかに台湾では意識している人は多い。特に最近の台湾周辺での軍事演習などで、思っているより危機感を感じている人が多くなっているように感じる。

台湾の地下鉄はシェルターにもなる。なので無駄に広いスペースが多くある。


11月末から台湾に戻る。

新たな旅がまた始まることにワクワクする。


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