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Wataruがボードゲームにハマることになった歴史


ボードゲームは小さな人生のようである。運が重要な役割を果たす。人生が面白いのは、偶然があるからにほかならない。

          (K.トイバー/WDR)



ボードゲーム

この一言を聞いてあなたは何を思い浮かべるだろうか。

特に何も思い浮かばないあなたに
とっておきの世界へご招待します。


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まず、知らない人もいることを考慮して...

私はボードゲーム大好き芸人です。
今までやったことのあるボードゲームは、覚えている限りで170作品くらい。もっとやっていると思うけど、メモし忘れてたりしてるので記憶から消えています。

でも世界には約20000作品ちかくのボードゲームがあり、また毎年約1000作品程発売されるためぼくの170作品という経験数がいかに小さいか分かります。

ですが、すっかりボードゲームにズブズブとハマった僕にとって「ハマった」という事実が大事で、好きを語る上で経験した作品数はそこまで重要ではない気もします。


前置きが長くなりましたが!


今回はなぜぼくがここまでボードゲームにハマることになったのかについて話します。

最近、人気急上昇にあるボードゲームをより多くの人に認知してもらい、その魅力に気づいてもらえたら嬉しいなぁ、そんな思いを込めた投稿になります、、!

投稿の中で紹介したボードゲームで気になる作品があれば是非、体験してみて下さい!




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【1st. ボードゲームとの出会い】


まず僕が記憶する限りでボードゲーム好きの第一歩を踏み出すきっかけになった作品はこちらです。

ゲシェンク


毎年の新年早々に親戚で集まる機会があり、
そこでこのボードゲームを従兄弟が持ってきてくれました。

その時はボードゲームといったら

「人生ゲーム」「モノポリー」だよね

みたいな段階だったと記憶しています。
つまりはほとんどボードゲームを知らない状態でした。

ただこのゲシェンクという作品は人生ゲームやモノポリーに比べて準備が少ない上に、モノは小さく、ルールは簡潔で、それでいて考える要素がありました。

当時は(たぶん)高2でしたがルールはすんなり理解できた覚えがあります。



まぁやってみると...

「これは、、、、面白い!!!」

となりました。

簡単なルールなのになぜこんな面白いんでしょうか。パスをするかカードをもらうかの2択を選ぶだけですが、これがジレンマ!カードめくる瞬間や他のプレイヤーの行動に一喜一憂していました。そして自分と相手の間で繰り広げられる駆け引きと人生ゲームにはない運と戦略の絶妙なバランス感。

そしてどんな年代の人とも、どんな関係の人とも「つながる」ことのできる魔法の媒体がそこにはありました。

これがぼくにとって最初のボードゲーム体験であり、今のぼくを作ることになった元凶でもあります。


ここからボードゲームライフが始まります。

言いたいところですが、実はすぐに大学受験を迎えてしまい、しばらくボードゲームをする機会がほとんどありませんでした。

まぁ加えて、ゲシェンクは確かに面白かったのですがボードゲームにハマる決定打にはなり得なかったという感じでした。ヒットは打ったけどホームランには至らないといったところでしょうか。

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【2nd. パーティーゲームの登場】

大学受験を終えて、春から始まる大学生活に胸を膨らませていた頃。高校を卒業してから大学に入学するまでのあの夢の期間がやってきました。

課題もなければ、部活もないし、テストもなければ、お金もないあの時代。

唯一できることといったら
友だちと遊ぶこと。

てことで幼馴染4人でスキーに行きました。
ゲレンデでひとしきり滑った後に
夜ボードゲームをすることにしました。
(実は何作品かこのためにボードゲームを仕入れていた)

その時遊んだのが

トロル

ZERO


この2作品に加えてもう少し持っていった気がするけど記憶に残ってるのはこの2つ。夜中ずっーとやってましたほんとに。

ZEROは初心者でも楽しめる簡単かつ良ゲーム(クニツィアが作ったというのを最近知って驚いたし、この面白さに納得した)。途中からみんな上手くなっていってハイレベルな戦いをするように、、。分かりやすいシステムではあるものの、しっかりと駆け引きと戦略があるゲームでした。トロルはコンポーネント(コマとかチップとか)がキレイだしデザインがシンプルなゲームでした(でもゲームとしてはもう少しひねりがほしいところ)。ゲーム好きな友だち4人で遊んだこともあってか、かなり熱中してしまいました。

この経験を境に「ボードゲームショップに足を運ぶ」ことが少しずつ増え始めます。横浜、溝の口のイエローサブマリンとか。


そして卒業シーズンということで中規模(5〜8人)くらいで集まる機会もありました。だんだん「集まり=ボードゲームやる」というロジックが僕の中で構成され始めます。

しかし、これまで遊んだゲシェンク, トロル, ZEROはどうも少人数向けであるため、7人くらいの規模感になると新しいボードゲームを見つける必要がありました。

そこで大活躍したのが

犯人は踊る


知る人ぞ知る、パーティーゲームの大御所。
このゲームはとにかくルールが簡単で、自分の番がすぐ回ってくる。そして他の人と手札の交換などがありながらも、勝敗がつくまで最速1分。推理要素と運要素そして何よりワイワイとしたパーティーゲーム感は唯一無二でした。

値段が1000円弱とボードゲームにしては親切な料金で、ボードゲーム自体としても小さく持ち運びやすいため、バッグにいつも入れて持ち歩いていました(それ故に持ってるボードゲームの中で1番使い古した感じがある)。

頭を使う駆け引き多めのハードなゲームとはまた種類を異とする、手軽でサクッと遊べる初心者受けの良いソフトなゲームの大発見がこの時あったのです。

このあとついに大学生活が始まり、既にボードゲームの沼に片足入れていた僕は底なしのボードゲーム沼に頭の先まで浸かることになるのでした、、、。

大学時代はなんと4年間もあるので【前期】と【後期】に分けて話していきましょう。

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【大学前期】


大学が始まると「空きコマ」と呼ばれる幻の時間が生まれました。大学は基本、自由なので単位をしっかりと取得していればあとは何をしてても構いません(暴論)。

そして大学で知り合った同じ英語クラスの友だちと一緒に時間を過ごすことが増えるようになりました。

つまりは「空き時間=ボードゲーム」というこれまた幻の方程式が成り立ってしまいました。

大学では手軽にできるゲームを遊ぶようになります。どちらかというとソフトな、いわゆるパーティ気質のあるボードゲームが中心でした。よく遊んだ代表的な作品を列挙すると


お邪魔者

algo


意外に課題が多かったり、お金が普通になかったり、途中から留学に行ってしまったりと、新境地を開拓するというよりは決まったボードゲームを何度も遊ぶスタイルでした。
それでもお邪魔者は未だにやっても面白くて素晴らしいゲームです。人狼が苦手な人でもできる人狼ゲーム。道を掘るという目に見える探検感も魅力の1つです。この期間で遊んだ作品たちは極める領域に達するくらいやりこんでいました。何より大学の7Fラウンジという場所がボードゲームをする上で絶好の空間(広いテーブルと複数人が座れる椅子がある環境)であり、「とりあえず7階いこ」という暗号フレーズが誕生したのもこの時期でした。

確かにこの時期はボードゲームに熱中していました。本投稿のタイトルである「Wataruがボードゲームにハマることになった歴史」の主たる歴史解説は終わったように思えるかもしれません。しかし、"ハマる"という表現に注意してください。ハマるということは「抜け出せなくなる」つまりは「ボードゲームなしでは生きていられない状態になる」ということです。大学生活の【後期】でついにその完成形まで向かうことになるのです。


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【大学後期】

年末年始におばあちゃんの家に行くと、いつも母方の従兄弟と遊ぶのですが、近くの書店に行ってとあるボードゲームを発見します。それが


Blockus



このゲームがぼくを本格的にボードゲームに「ハメて」いく主犯になりました。ルールは至ってシンプル。テトリスのようなタイルたちを置いて、すべて置ききれば勝ち。小学生でも分かるゲーム(もはやキッズ向け?)でしたが、ハマったのはまさかの大人たち。優先するべきなのは相手の妨害なのか自分の利益か、そのジレンマに加えてパズル特有の噛み合う気持ちよさ。そして何より、昔からゲームにおいてほとんど勝つことができなかったに対して勝ち続けた伝説のゲームとしてぼくの記憶に刻まれたのです(それは私情)。

このゲームが契機となり、様々なボードゲームに手を出すようになります。ボードゲームカフェにも足を運ぶようになります。家にボードゲームの棚が取り付けられたのもこの時期でしょう。そして次第に中量級ゲーム(時間のかかるゲーム)にのめり込むようになり、気づいたら毎月、1万円がボードゲームに早変わりするという魔法の錬金術が完成しました(金欠)。

以上がぼくがボードゲームにハマることになった歴史です。いかがだったでしょうか。だいぶ省略されている部分もあり、まだまだ語りきれていないパートもあります。カタンやHit Z Road、Splendorの登場はもう少し先ですが、おすすめのボードゲームたちはまた別の投稿で語ってみようと思います。ではまた!





Wataru
(2021.10.27)

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