日記小説を書いてみる。穏やかな時間、恋人、日常。
一つ歳が上の恋人。選ぶ言葉や醸し出す空気、立ち振る舞いは本当に20代なのか?と思うほどに、達観しているように思える。
何なら人生2度目なのか?と思えるほど一緒にいるとしっくり落ち着くし、時間の流れがゆったりと穏やかなものになる。
彼といるときの自分は多幸感に包まれて、そのおかげなのか良いことばかりが起こっているような気がする。「一緒にいると良いことが起こるよね」と彼にそう言われ確信したものだ。
そんな自室にいる彼は、扉を開けっぱなしにして鼻歌を歌っている。朝の光が多方の窓から