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シミとそばかす、一会の影響、コンプレックスがお気に入りに変わる時

首から肩にかけてのシミとそばかすが
年々濃くなってく。
隠さなきゃ、恥ずかしい。
骨格的に首元の開いた服を着ると露出感が否めなくて。
恥ずかしい。隠したい。
そう思って無意識に首の詰まった服を選んで着てることが多かった私。

けど最近は、特に今日は
首元の開いた服をなぜか無性に着たくて、着たくて。
冬なのに今日の日中は日差しも強くて、暖かかった。
だから少し首元の開いたトップスを着て出かけてみた。
友達とご飯を食べて美術館に。
美術館で歩き回って途中、椅子に座っていたら
その横にいたおばあさまとお話しが始まった。
それから一言おばあさまに
「あなた、素敵ね。」
って言われた。
赤の他人のその日限りの一会だけど、褒めてもらえて。
その瞬間に
恥ずかしい、へんじゃないかな、そんなふうに思っていた自分のシミもそばかすも
なんだか愛おしい
って思えるようになってた。
そう思えるようになった途端に、
心も歳をちゃんと取れてるような感じがした。
他人に自分を変えられて、自分に少し安心した日。
今日首元の開いた服を着て出かけたくなったのは、おばあさまに会うためだったのかな。
そんな不思議な日。23/12/11

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