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香川真司、試練の大一番

代表復帰に揶揄も

サッカー・ロシアW杯以来の日本代表復帰となった香川真司に期待したい。3月後半に開かれる「キリンチャレンジカップ2019」で存在感を発揮できるかが焦点になる。辛口批評家の中には香川の復帰について「平成最後の在庫セールか?」と揶揄する声も聞かれるが、それを跳ね返す活躍を香川が見せられるかどうか。まもなく試練の大一番を迎える。

存在感を世界に

この大会で対戦する相手は、実力上位の南米チーム。コロンビアとボリビアの両代表だ。国際的に名の知れたスター選手もいる。それでも決して怯むことなく、ゴールに絡むプレーをどんどん見せつけ、"日本代表に香川あり"をあらためて世界中に知らしめてほしい。

6月に日本代表が招待されて参加する南米選手権のメンバー選考も兼ねる公算が大きい。これまでと変わらず、パサーとしてのみ目立つようであれば、常に攻撃の中核として選ばれてきた中島翔哉、南野拓実、堂安律らに取って代わることはない。

ゴールに向かう姿勢、さらに結果も問われることになる。先のアジアカップでは、南野、堂安に決定力、ゲーム支配力の不足が指摘されたところ。一角に食い込むチャンスは大いにある。移籍したトルコ・ベクシタシュでは、出場時間は長くないものの、5試合で3ゴールと結果を出してきた。この勢いが維持できるよう期待する。

「復帰組は香川ら、ハリルホジッチ元監督時代の選手ばかりだ。選手選考のテーマが見えてこない」ー。大手スポーツ紙のコラムで、サッカー界のご意見番、セルジオ越後は今回の日本代表メンバーについてこう指摘した。これには歯痛を抱えた奥さんも一言:「だったら、セルジオ越後が監督すれば良いのに」。

かねてからある意見だけれど、うん、それはそれで面白い!

(写真〈上から順に〉:ゴールを決めて雄叫びを上げる香川真司=Football ZONE web、"コロンビアの至宝"ハメス・ロドリゲス=サッカーキング、愛ある辛口評論で知られるセルジオ越後=ポットスポット)

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