見出し画像

クロガネモチと苦笑い

ーりすの独り言

猛威を振るう新型コロナウイルス―。感染症拡大に収束する気配もない。こうした中で、クロガネモチの真っ赤な実が所狭しと並んでいる様子を見ると、真っ先に「ものすごい"密"だな」という言葉が思い浮かぶ。植物がクラスター(感染者の集団)を生みだすはずもないのに、心がすっかり"コロナ時代"に毒された感。思わず、苦笑い。

とんだ"濡れ衣"

クロガネモチにしてみれば、とんだ"濡れ衣"だ。クロガネモチは、そもそも縁起が良い木とされている。名前が「苦労がなく金持ち」に通じるからという理由らしい。実に安易だ。再び、苦笑い。

密を嫌気しながらも、毎朝、ほぼ「3密(密閉、密集、密接)」の通勤電車に乗り込む。甚だしい矛盾。再三、苦笑い。新型コロナ感染症拡大が収束する日は一体いつになるのだろう。

「明けない夜はない」という。ただ、時間は無限ではない。

(写真:所狭しと並ぶクロガネモチの実に一瞬、"密"を思い浮かべるりす=フリー素材を基にりす作成)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?