見出し画像

散歩でリフレッシュ(上)

ー近場も決して悪くない(4)

新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、政府は不要不急の外出を控えるよう緊急事態宣言を出し、さらに期限を5月31日まで延長した。とはいえ、生活や健康の維持のための外出は対象外だ。こんなとき、近場の散歩は気分転換になって良い。ゴールデンウイーク(GW)期間中に行った白子川源流周辺(東京都練馬区)は自然も多くリフレッシュに最適。両親にも薦めたい。

連載『近場も決して悪くない』シリーズ:「(3)ー眩しすぎるカフェ」「(2)ー掘り出し物」「(1)ー『安・近・単』のGW

"軟禁"状態

緊急事態宣言下では、自宅から一歩も出てはならないという印象もあるが、実際のところはそうではない。感染症に詳しい専門家も「感染リスクの低い外出は心と体のリフレッシュのためにも大切だ」(中島一敏・大東文化大学教授)とし、一部の不要不急の外出を認めている。

屋外での運動や散歩をはじめ、医療機関への通院、食料・医薬品・生活必需品の買い出し、必要な職場への出勤などが、不要不急の外出の対象外になっている。そのため、緊急事態宣言下の現状について理解するには、"監禁"ではなく"軟禁"という表現がしっくりくる。

白子川は湧水の流れでできた川として知られている。大泉井頭公園(おおいずみいがしらこうえん、東京都練馬区)内にある七福橋を源流起点とし、やがて新河岸川に流れ込む全長10kmの一級河川だ。上流は水質も良く、飲むにこそ向かないが、ドジョウやザリガニなどが住むという。

鮮やかな体色を例えて「飛ぶ宝石」「川の宝石」とも呼ばれるカワセミ(翡翠)も住んでいるそうだ。そんな話を奥さんが知り合いから聞き、この川の護岸沿いを散歩したいと言っていたので、それほど遠くないこともあり、GW期間中に行ったきた。

土地勘あり

もちろん、10kmを散歩するつもりはない。大泉井頭公園から下流に向かって500mの距離にある緑橋を起点に護岸沿いを往復する程度だ。緑橋は西武池袋線大泉学園駅から1km程度。過去にこの辺りに家族で住んでいたことがあり、土地勘がある。道に迷う心配はない。

人生もこうでありたいが、そちらは迷ってばかりだ。(続く)

(写真:散歩した白子川の源流付近。大泉井頭公園内には子供連れや若い女性が訪れていた=りす撮影の素材などを素にりす作成)

関連リンク:

連載『GWプランに秘策あり』シリーズ:


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?