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答え合わせに不安

ー懐かしい風景

大松氷川神社(東京都練馬区)と樹齢約300年のクスノキの風景。先日、奥さんと一緒に、遠めの散歩に出かけて撮影した。初めて立ち寄ったはずにもかかわらず、どこか懐かしい気がする。やがて思い出した。祖父母が住んでいた家のそばにあった神社の裏手の風景に、印象がよく似ている。父、母もよく知っているはずだ。この写真を見て、どう思うだろう。共感を得られるだろうか。今度、答え合わせに感想を聞いてみたい。

光陰矢の如し

祖父母の家から100mもない距離にある神社。通称「お寺さん」。今では当然、神社と寺は別物と知っているが、当時はそれが分かるにはあまりに年齢が幼かった。両親もわざわざ説明することを避けたのかもしれない。

お寺さんは児童公園と一体になっていて、ブランコなどの遊戯設備があった。神社は、本堂の裏手を緑の木々が囲んでいた。姉や親戚、幼馴染たちと一緒にかくれんぼなどして遊んだ。古き良き時代の記憶だ。

大松氷川神社の雰囲気とよく似ている。そう気付いた後、いろんなことを思い出した。遊びに夢中になって日が暮れるころになると、母が夕食ができたと呼びに来てくれたものだ。それから20年以上経つ。光陰矢の如し。

鮮明に思い出したつもりだが、両親の記憶と違っていたら、どうしよう。

(トップ写真:樹齢約300年のクスノキは「練馬区の名木」に指定されている。高さ23m、周囲3m=りす撮影)


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