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笑顔の底にある"圧"

ー土用の丑の日

2020年7月21日は「土用の丑の日」だ。奥さんは義母さん、義弟の3人で一緒に奥さんの祖父母の墓参りに出かけ、向かう途中の小料理屋で、うな重を食べたらしい。ちょうど、こちらが奥さん手製のポーク入りおにぎりをランチに食べていた頃だろう。国産のうなぎで美味しかったそうだ。

国産うなぎ

一人でうなぎを楽しんだ罪滅ぼしか、夜の食卓に並んだのは、うな丼。奥さんによると、墓参りからの帰宅後、スーパーに行って中国産に比べて幾らか割高な国産のうなぎを選んでわざわざ購入したとか。

心遣いは嬉しい。ただ、支払いはこちら名義のカードだ。「安い中国産で良かったのに」と言おうとした。ところが、奥さんに機先を制される。ニンマリと笑いながら、奥さんは言う:「だって中国産はイヤでしょう?」

笑顔の奥底に大きな"圧"を感じたのは気のせいか。

(トップ画像:久しぶりのうな丼に喜ぶ=フリー素材を基にりす作成)

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