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別れの時

ー洗濯機に異常あり

だましだまし使っていた洗濯機。ついに動かなくなった。これまでコンセントを抜き差しして再起動することで、どうにか動いていたが、とうとううんともすんとも言わなくなった。奥さんと相談し、週末を待って新しい洗濯機を買うことにした。それまでの間は、こまめにコインランドリーを使うことに。壊れる前は「スリル満点」などと、いつ壊れてもおかしくない状況を楽しんでいたが、実際動かなくなると、そんな余裕はあまりない。

関連リンク(「連載『洗濯機に異常あり』シリーズ」):「後悔ー洗濯機に異常あり」「スリル満点ー洗濯機に異常あり

ありがとう

購入してから丸10年。一般に洗濯機の耐用年数は6、7年とされる。あまり洗濯機をケアしないままで、よく頑張ってくれたものだ。当時、諸経費を含めて8万円で買ったとして、これまでの1日当たりの使用料は22円。十分に元を取ったと言えるだろう。洗濯機にありがとうと心からお礼を言いたい。

洗濯機が使えなくなって以降、ありがたいことに、奥さんがコインランドリーに通ってくれている。1回当たりの利用料は250円という。普段、まったく気にしない洗濯にかかるコストだが、自宅の洗濯機とコインランドリーの利用料を単純に比較すると、コインランドリーがいかに割高かが分かる。

インターネットを調べると、縦型の洗濯機を買いたい場合、新モデルが出る6月が狙い目らしい。型落ちした前年のモデルを買うのが、洗濯機を合理的な価格で手に入れるコツだとか。6月までコインランドリーを使い続けるわけにも行かず、早々に購入しなくてはならないのが、残念と言えば残念。

どれでもいい

日立、パナソニック、東芝、シャープの洗濯機4大ブランド。その中から新しい洗濯機を選ぶつもりだ。ウキウキしながらどれにするかを奥さんに相談すると、どこか素っ気ない。「どのブランドも使ったけど、結局どれも同じに感じる。長く使えるものがあれば、どれでもいい」と、寂しげな奥さん。

スリルを満喫した後、喪失感に打ちのめされているようだ。

(写真:『りすの独り言』トップ画像=フリー素材などを基にりす作成)

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