見出し画像

専門用語を連発し相手が理解できないのであればそれは独り言と変わらない

テレビやネットなどで、ゲストやコメンテーターとして何かの分野で登場する専門家の中に、やたらその分野の人にしかわからないような専門用語(何かの英語の頭文字をとった言葉など。)を連発する人がいますが、あれが本当にもったいないと思うんですよ。

せっかく自分の得意なことを生かせる場所を提供してもらったのなら、自分の好きな分野のことを相手にもっと知ってもらいたいと思うのが普通です。

専門家を呼んだ側からしても、他の知識のない出演者、視聴者に説明してもらうのを目的に呼んだのに、話の理解度を下げる行為はしてほしくないはずです。

そういったことをすべてお構いなしに、なぜ専門用語を連発するのか?大まかな理由を考えると、

・専門家の知識という一種の武器(僕はそれを武器と思いませんが)を披露して気持ち良くなりたいため。
・普段は専門家同士で話す機会が多い環境なので、それ以外の人にもいつも通りに専門用語を使って話してしまう。

こう考えると、どちらの理由も、意識が相手ではなく、自分に向けていられるからこそ、起きていることだとわかります。

人に伝えなければいけない状況の場合は、いかに意識を自分に向けず、相手に向けられるかが、上手な伝え方のコツなのかもしれません。

とにもかくにも、専門用語連発で相手が話しを理解できていないなら、それは独り言を言っているのと同じです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?