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「隠れ家」Ver.2完成!

 世界の情勢も面白い方向へ突き進んでおり、間もなくその瞬間が訪れる氣配です。面白いという表現は適切ではないかもしれませんが、私と同じ思想をお持ちの方にはその意味がおわかりいただけることでしょう。少し?の混乱の後、明るい未来がやってきます。今から新ステージに向けて準備をするために、ここ2週間ほど「隠れ家」の改造計画を遂行していました。改造と言っても、平たく言えばホームシアターの機材更新です。オーディオ関係は、概ね更新済みだったので、今回は映像関連の更新になりました。私にとってホームシアターは、趣味の世界を楽しむ空間は「隠れ家」であり、そこには誰にも邪魔されることなく、氣ままな時間を過ごすことのできる四次元世界があります。25年以上前に初めてホームシアターを構築した時、一人でその世界を楽しんでいました。時の流れとともに家族団欒の空間へと変化しましたが、子どもたちも大きくなり、自分の時間を優先するようになったことで、再び一人の空間へと戻りつつありました。機材も古くなったことだし、ここらで一新しようと思ったわけです。
 ホームシアター関連で新たに用意した商品は、UHD対応プレーヤー、4K超短焦点プロジェクター、短焦点プロジェクター用スクリーンの3点です。先日、手に入れた4K ULTRA HD規格の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を観るためには必要な機材でした。この2週間は、簡単にポン付けというわけにはいかず、悪戦苦闘しながら1人でコツコツ作業していました。100インチスクリーンの組み立て、オーディオラックの高さ調整、スクリーンの壁面固定など、大掛かりであるが正確さも要求される作業の毎日でした。オーディオラックの高さ調整は、当初予定していなかった作業でした。短焦点プロジェクターをオーディオラックに載せて仮投影した時に、映像が天井付近まで広がってしまったのです。ラックの縦板を切断するしかなく、厚さが4cmのもある板をノコギリで垂直に切断する自信はなかったので、急遽、スライド丸ノコを調達することにしました。こんな大掛かりになるとは・・・。丸ノコを使うのも初めてで上手くいくのかとても心配でしたが、試行錯誤しながら何とかラックを完成させることができました。まるで家具職人になったような気分です。3連ラックの底板と天板がとてつもなく重く、完成後に腰痛に苦しんだことは内緒です。
 100インチスクリーンのパネルは巨大なので、組み立ては床で作業しました。立ったり、しゃがんだりの作業は、やっと治った腰にジワジワと負担が襲いかかります。スクリーンをパネルに張り込む作業はとても氣を遣うため、腰への負担を忘れてしまうのです。氣づくと負担のかかる姿勢で作業していました。このスクリーンは、超短焦点プロジェクター専用のフレネル光学技術を用いたもので、下からの照射光は正面に向かって反射され、それ以外の光は反射して戻されるものです。簡単に言えば、明るい部屋でも超短焦点プロジェクターの映像がきれいに見えるということです。一体どんな映像を見せてくれるのか、とても楽しみで腰痛など、何のそのという感じでした。ゆっくり2日かけてスクリーンパネルを完成させたので、いよいよ壁面に取り付けます。その下準備として、壁に4箇所ドリルで穴を開け、スクリーンを固定するための石膏ボード用アンカーとビスを打ち込みます。あとは組み立てたスクリーンの固定用金具をビスに引っ掛けて固定します。文字で書くと簡単なようですが、実は、壁面の中心線とスクリーンのセンターを合わせ、かつ、スクリーンにプロジェクター映像がピッタリ合うように高さを正確に調整する必要があります。この作業は、まるで大工になったようでした。細かな調整はある程度デジタル補正できますが、きれいな映像を映し出すために補正は最小限にとどめたいわけです。この調整は泥沼で映画を観ながらでしたが3日もかかってしまいました。
 こんなに大変になるとは思いもしませんでしたが、ホームシアター「隠れ家」Ver.2が、やっと完成しました。プロジェクターの映像を映し出してみましたが、か、か、か、感動です。フレネル光学技術の賜物でしょうか、照明を点けていても本当に映像がきれいに見えます。予想以上の映像で、これが本当に照明下の反射光なのか?と疑ってしまうほどです。照明を落とすと・・・さらに美しい鮮やかな映像が・・・。ホームシアターと言っても、書斎、工作室、寝室を兼用する「隠れ家」は、基本的に私1人の空間です。自分へのご褒美でしたが、何とも贅沢なものになりました。お気に入りの映画や音楽を思う存分に楽しみ、心も体もリフレッシュできる癒やしの空間を手に入れたことで、これからの人生はきっと薔薇色です。未来への先行投資と考えれば、今回の出費は安いものです。さて、これから「隠れ家」で何をしましょうか・・・。やりたいことが決められないほどたくさんあるけれど、やっぱり断捨離と大掃除の方が先かな。「隠れ家」という名の空間は、夢を叶えるための秘密基地です。2023年もあとわずかですが、 今年最後の願いを叶えて、最高の締めくくりにしましょう。皆様の幸運を祈ります。


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