微生物燃料電池(Microbial Fuel Cell)

微生物から電気を得る?

あまりイメージのないこの分野ですが、例えば、排水で電気を起こしたり、体液 例えば手の指につけて電気を起こしたりできたりします。

画像1

引用:国立環境学研究所HP

ただ、これの弱点が、発電量が低いということですね。微生物から電気をうまく取り出すことが難しいようです。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjsem/21/1/21_57/_article/-char/ja/

昔、国プロで、微生物燃料電池を排水処理に先駆けて取り組んでいましたが、実用化まではされていなさそうです。目利きは良いのですが。

最近ではスタートアップが出てきています。

女性の起業家が排水処理でチャレンジされています。

また、田んぼを使って、発電するという取り組みもあります。スマート農業でセンシングする電源として使えそうです。

おむつを使って患者の尿糖を計測する仕組みなども考えられています。

センサーなどは小電力で済み、微生物燃料電池と相性が良いですね。

その他、最近の技術革新として、銀ナノ粒子を使うということで、うまいこと、微生物から電子を取り出すことができ、発電効率が上がったとのことです。

実用化はもう少し時間がかかりそうですが、面白い技術ですね!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?