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クマゼミの夏

またまたご無沙汰しているうちに
noteを始めて3年経ちました。
ごきげんよう、しろひつじです。

ぼやぼやしているうちに
またこの季節が来てしまいました。
夏です。
それも我が家にとっては、
『クマゼミの夏』。

我が家はマンションの2階にあって、
周りを木立に囲まれて普段はいい感じなのですが、
この季節は目の前でおびただしい数の
クマゼミが鳴くことになるのです。

いつもながら参ります。
「もう、降参!もう、勘弁して!」と
ブンブン白旗をいくら振っても
全然容赦してくれそうにありません。

音量が工事現場のドリルの音と変わらないと思うのです。
たぶん。
耳が痛い。
圧を感じる。
体に良くないと思います。

雨で「恐怖を感じるほどの大雨」という表現がありますが、
それに匹敵すると言えば伝わるでしょうか。
テレビなど、ボリュームを30にしたって聞こえない。
すぐそばでの会話だってあやしくなります。

あまりの音量に
夫がスマホのアプリで測ってみたら
90デシベルだったそう。
見たら、騒音の表の最上ランクでした。
はいはい、そうでしょうともよ。

外に目をやれば、
常に飛び交うセミが見える。
窓から網を伸ばせば、きっと捕まえられる。
それ程の距離。
一匹だけでもかなりの存在感のある音量なのに
一体何匹いるんだろう。
何十匹?、まさか何百匹?

朝は、日が昇ればすぐに鳴き出します。
5時すぎには、天然の目覚ましが鳴り始め、
そして止める術もなく鳴り続けている。
眠いのにうるさくて眠ってなどいられません。
逆に本物の目覚まし時計のベルなど
搔き消されてしまって役に立ちません。
完全に役目を奪われています。
わたし朝5時にはまだ起きたくないんだけどな。
夏はいつも寝不足になります。

街灯のせいで、勘違いして夜に鳴くセミもいます。
無事脱皮を果たした初鳴きも高らかに。
一匹が鳴き出すと、
つられて鳴き出すヤツもいるんですよね。
マジで勘弁してほしい(-_-;)

さすがにお昼の12時前後は静かになりますが、
少し陽が傾けば大合唱の再開。
お昼休みはあっという間に終了みたいです。

ちょっとやそっとの暑さなど関係ないのかしら?
近頃の暑さはかなりのものなのに。

いや、それどころではないのか。

何年も土の中にいて、ようやく成虫になったのだから、
限りある短い命が尽きるまで、力の限り生きるのだから。
暑いから?それが何?って感じもしますね。

クマゼミって、子供の頃には周りにいませんでした。
アブラゼミとミンミンゼミばかりでした。
しばらくしたらツクツクボウシが加わる。
そんな感じ。
セミが鳴いてるなんて、意識しないで済むくらいの
音のレベルで鳴いてるセミばかりでした。

なのに今ここには、クマゼミしかいない。
違う。
クマゼミしか聞こえない。

もしかしたら、アブラゼミとかミンミンゼミとか
いるのかもしれないけど、
クマゼミの声量に搔き消されて
わたしの耳には届いてこない。

これって・・・
同じ種のセミ同士には聞こえるんだろうか?
でなきゃペアに出会えないよ。
子孫へ命を繋げないよ。

余計なお世話かな。
生き物の力は、こんな鈍りまくった人間に心配されるような
ヤワなものじゃないことを信じるよ。
彼らなりの伝える力はもっと別にもあって
出会うべき相手にはちゃんと出会えているのだと。
そうであってくれと願いながら
こちらは自衛で耳栓でもするか、
閉め切ってあまり好きでないクーラーをかけるかして
彼等の精一杯に付き合うしかありません。

夏はまだまだ続きます。


今日はここまで。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
皆様が夏を満喫できますように!
(/u_u)ノ・。:*⁑⁂

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