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屍のポーズ

ごきげんよう。
以前ヨガを習ったことがある
しろひつじです。

習ったと言っても1年弱くらいです。
通ったと言った方が正しいかもしれません。

ヨガをすることで精神が整えられた人の話を読んで、興味が湧き、探してみると、近所に長くヨガスタジオを続けている所があって、初心者でもウェルカムなことを書いてあるし、大丈夫かな、と思って勇気を出して申し込んだのです。

もちろん、全くの初心者です。
ヨガに関する知識ゼロ。
それはちゃんと伝えました。
既に何年も通っている人たちの中に紛れて、悪戦苦闘、見様見真似の始まりです。

指導者は、声を張らない、なんだか独り言の様に物を言うタイプの人で、わたしはうまく全部を聞き取ることができませんでした。
体は柔らかい方なので、ポーズを真似るのはたいして問題ではなかったのですが、どうにも呼吸がわかりません。

体を倒す時には吐くのか、と思っていたら、他のポーズの時には倒しながら「吸ってー」と言うし。呼吸が肝心なのでは?と思いつつ、いつ吸っていつ吐くのかよくわからないまま、終始それらしく、そう見えるように形のみに注力するしかなくて。
法則が理解できず、ずーっと頭の中に?マークを出し続けながらやることに、もう疲れてしまって。

ここはわたしには合っていなかったのだろうということにして、長いお休みを申し出て、ワタクシお決まりのフェードアウトとなったのでした。

頭で考えすぎたのがいけなかったのかもしれません。固く考えず、もっとハートで感じてやれば良かったのでしょうか。

 Don't think,feel!
感覚も大事だとわかっているつもりですが、これがなかなか。
わたしはどうもヨガに関しては、理解して初めて出来るタイプの人のようでした。

マンツーマンレッスンではないのはわかっていたのですが、もう少し基本をきっちり教わりたかったな。
終わった後の雑談の時間に「どういう時に吐いて吸うのか、タイミングが分からなかった」と何度か伝えてみたのですが、特に何も言われず・・・。
何か、わざわざ言うまでもない、当たり前のルールがあったのでしょうか。思い返すと、腹式呼吸さえまともにできていなかったです。
前もって、自分で予習をしていくべきだったのでしょうかね。
ま、もういいですけど。

ヨガの最後にシャバアーサナ(屍のポーズ)という仰向けに寝て休む時間がありました。
ゆっくり時間をかけて高ぶった神経を落ち着かせる感じがします。
とはいえ、わたしは終了の合図があるまでの長い時間、ただ横になって静かにしているだけでした。
特に指導もありませんでしたし、そんなもんだろうと思っていました。

先日、横になって瞑想する方法を知る機会があり、心を穏やかに集中してやっていると、体の輪郭がなくなったような、とても深い感覚に包まれるのを経験しました。
もしかして、シャバアーサナってこれをやる時間だったのかな?
でも、横になって勝手にこうなれってのは、どう考えても無理だから違うかな?
前もって知ってたら、あの時間を使ってやってたなぁ。なんだか地に深く繋がってる感じ(?)で、有意義な時になったのにって思います。
ま、これはわたしの個人的な考えであって、シャバアーサナでそんなことをするのが良いかどうかは知りませんけどね。

知ってやるのと知らないでやるのとでは、同じことをしているようで、違う時間を過ごすことになる、というお話でした。

きょうはここまで。
読んでくださってありがとうございました。
皆さまが心静かに過ごせますように!

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