【書籍はプロテイン】
思い込みの破壊と超回復のサイクルは人生の醍醐味一つだ。
自分の思い込みと現実の振る舞いが矛盾し、思い込みが破壊され、試行錯誤の末、また新たな思い込み(以前の思い込みより適切に現実を反映している)を開発し、また現実との矛盾を発見する。
このプロセスを死ぬまで、半永久的に楽しむ事になるのだが、書籍を読む行為が、このプロセスのどの部分を担っているのかを言葉に落とし込もうと思う。
思い込みの破壊と超回復の一連のプロセスは、筋トレに例えて考えることができると思っているので、筋トレの比喩を用いて考えていく。
意図的、もしくは無意識に作成した思い込みが本当に適切なのかを検証することは、筋トレを行なって、筋肉を破壊する行為と同じである。
思い込みが破壊されて、より現実の振る舞いを反映した高性能な思い込みを再び作成する行為は、筋トレの超回復に例えることができるだろう。
筋トレには破壊と超回復の間に栄養補給のフェーズがあるが、それは、現実と矛盾した思い込みの何を改善、修正する必要があるのかを特定する、もしくは新たな思い込みを作成する行為がそれにあたる。
読書は間違った思い込みのどの部分を変化ささるかを検討する際に必要な情報のリソースとして活用することが多い。そのような考え方だと、栄養補給の補助的役割、つまりサプリであり、その代表的な存在である、プロテインと例えることが妥当だなと思った。
どのような目的があって、このような内容を言葉で認識する事にしたかというと、最近栄養補給のプロテインばかり摂取して、筋トレをほとんどしてないのではと危惧したからである。
確かにプロテインを飲むと満足感はあるが、筋トレという破壊行為をしてないために、筋肉自体は全くと言って良いほどつかない。
これではずっと同じ思い込みを持ち続けるだけではなく、必要以上に現実から浮世離れした知識ばかりが脳にインプットされ、頭でっかちになってしまう。
これはまずいので、まず思い込みの破壊行為から取り組み、ストレスを受けて、必要な情報の傾向を把握した上で書籍を読む事にした。
思い込みの破壊はもちろん不快で気持ちのいいことではないが、筋トレだと割り切って、今後はゴリゴリ取り組んでいく。
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