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自分メンテナンス3: 健康も美容も腸がカギ? ③

 では腸の一般的な構造や働きについて、では腸の働きや身体に与える影響についてのお話でした。

今回は、その続きで、腸にダメージを与える原因となる、活性酸素についてです。

活性酸素によるダメージ

腸内バランスを崩す要因でもあげた♦︎活性酸素とは、酸化力が強い酸素のことで、体内の細胞を酸化(錆)させ、老化や病気の原因となります。
腸は活性酸素に、かなりの影響を受けています。

様々な原因で過剰に作り出された♦︎活性酸素は、正常な細胞や遺 伝子を傷つけ、内臓・皮膚・骨などの組織がダメージを受け、老化や病気に繋がっています

♦︎活性酸素増発する主な原因は、★有害重金属です。
他にも、細菌が体内に入った場合過度なストレスやスポーツ紫外線などの刺激などが活性酸素を過剰に増やす原因として挙げられています。
何事も、過剰は負担が大きいのですね。

腸内細菌代謝の中で、特に酵母菌の1つのカンジタ菌(粘膜の常在菌)が、★有害重金属とくっつき易く、そのくっついた状態で腸壁を傷つけ(=LGS)、♦︎活性酸素を大量に発生させています。

遺伝子的★有害重金属を取り込みやすい体質の方がいるとも言われ、大気(排気ガスやPM2.5など)や飲食(水道水も含む)、経皮(添加物、安定剤、消毒などの化学物質)などを通して私達の体に入り腸内に運送(LGSによって更に増強)されます。

まずは、★有害重金属の様な♦︎活性酸素が発生する要因を避け活性化(酸化)を抑えるもの(=抗酸化物質:抗酸化値が多い食物、サプリなど)を摂取し、腸内環境を整え老廃物を排泄できることが大切と考えられます。 

身体が錆びない為の食事

♦︎活性酸素が多い食べ物とは、農薬、添加物や防腐剤や安定剤(★有害重金属物質も含む)などが入ったもので、ファストフードやコンビニ食などの質の悪い油や水を使用した食品は、それが更にまた♦︎活性酸素を生むことになります。

逆に、抗酸化作用が多い食べ物は、遺伝子組み換えのない無農薬の野菜、豆類、穀類、海藻類などに含まれ、特にポリフェノールやカロテノイド、フコダイン、グルタチオンなどの「ファイト(フィト)ケミカル(Phyto=植物、Chemical=化学成分)」と呼ばれるものが活性酸素を消したり発癌を抑えたり免疫を高めたり細胞を元気にすると言われています。

腸と食事はかなり密接で、人それぞれの解釈がありますが、基本動物性脂質を減らし、食物繊維と発酵食品の摂取を増やすことで腸内環境を整え易くなります
                                          

活性酸素の影響によるエネルギー回路の乱れ

私達は、①解糖エンジン②ミトコンドリアエンジンというエネルギー回路により動いています。

①解糖エンジン
糖だけをエネルギーにしている。
皮膚や筋肉は解糖エンジンでエネルギーを得る。
(若者は特に必要)解糖エンジン=瞬発力

②ミトコンドリアエンジン
酸素を使ってエネルギーを作っている
ミトコンドリアエンジン=持続力
肝臓、心臓、脳もミトコンドリアエンジンのエネルギーを必要とする。

中高年になったら糖質を減らして


通常、解糖エンジンとミトコンドリアエンジンの両者から得られるエネルギーで動く回路が、中高年になると、ミトコンドリアエンジン中心へと移行していきます。

そこで、50歳以上になると炭水化物(糖質)を若かりし頃より減量した食べ方に変更する必要があります。
50歳を過ぎても糖質を多くとると解糖エンジンは機能低下する為、ミトコンドリアエンジンがフル活動になり活性酸素を発生します。
また、解糖エンジン機能低下による代謝の低下により、脂肪の増強もみられます。
ミトコンドリアエンジンは
酸素を使ってエネルギーを生成しているので、その酸素が増える=♦︎活性酸素が増えることになってしまいます。


よって、炭水化物を食べ過ぎるとミトコンドリアが♦︎活性酸素を大量排出し、腸内環境を悪化させ、色々な臓器を損傷します。
更に、腸自身も活性酸素で損傷し、腸壁に損傷を作りあげることもあります(= LGS)。    

何だか、負のスパイラルですね…。
身体の仕組みは凄いなぁと思います。

対策をストイックに考え過ぎるのは、ストレスに繋がり意味がないと思うので、できそうなことから始める、意識することが大切だと思います。

次は、実際に栄養吸収、腸内環境を整えるには?について、具体的にお伝えします。 


※ あくまでも、腸の自己メンテナンスのお話が中心になるので、腹痛や異常便、吐き気や食欲不振がある方は、速やかに病院で検査をされて下さい。

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