こんにちは！

わたしたちW inc.が注目する、エンタメ・スポーツの資金調達やM&Aをまとめてお届けします。

今回は音楽マッチングサービスやスポーツテックなどの資金調達を取り上げています。

これらのエンタメ・スポーツはわたしたちが注力している領域で、現在応募受付中のインキュベーションプログラム『W incubation』のテーマです。
新たなエンタメに挑戦するクリエイター、起業家、起業準備中の方々は、こちらよりぜひご応募ください！👉 https://w-inc.vc/incubation/apply/

それでは紹介していきましょう！

■音楽版Tinderの「Hot Drop」がプレシードで$0.12M調達

「Hot Drop」は、ユーザーが音楽を見つけて友人と共有するための新しい音楽アプリを開発するスタートアップ。各曲のサビが30秒間のみ再生され、その曲が好きかどうかによってユーザーが左右にスワイプできる。
ユーザーは、上にスワイプするとその曲を友人と共有でき、下にスワイプするとその曲をストリーミングアプリに追加できる。
リリースから2週間でアーティストから100万曲が登録された実績がある。アーティストは月額$12または年額$99で使用可能で、リスナー（＝ユーザー）の分析等に活用できる。
今回のラウンドでは、インディアナ大学（IU）発ベンチャーにフォーカスしているIU Venturesが出資した。

■バーチャルオフィス開発企業「Spot」がシードで$5.5M調達

「Spot」は、バーチャルオフィスとバーチャルイベント会場を開発する企業。チャットツール「Slack」とバーチャルオフィス「Gather」を掛け合わせたようなUIで、ハイクオリティな顧客体験を提供する。
同社は、シアトルのユニコーン企業Outreachの一部の創業メンバーによって設立された。同社CEOはMicrosoftでの勤務経験もある。既に8,000以上のカスタムワークスペースが利用されており、クライアントにはGAFAも含まれる。
今回のラウンドは、アーリーステージのVCであるFreestyle Capitalが主導した。

■英国D2Cスポーツウェア「Castore」がベンチャーラウンドで$57.6M調達

「Castore」は、英国で急成長中の新興スポーツウェアブランド。創業者のプロスポーツ分野での経験を活かし、高品質で機能的なスポーツウェアを開発している。
2019年のテニス界のスター、アンディ・マレー氏とのパートナーシップ契約を皮きりに、英国のテニスやサッカー、ラグビーのプロチームとの積極的な提携で人気を拡大している。現在は、英国で11店舗を展開しており、日本を含む海外50ヵ国の市場を開拓している。
今回のラウンドには、HSBC、Silicon Valley Bank、BNP Paribasが参加しており、同社の企業価値は$864Mに達した。調達資金は、生産・在庫拡大のための設備投資に充てられる。

■スポーツの映像分析大手「Hudl」がパフォーマンス分析「InStat Sport」を買収（金額非公表）

買い手の「Hudl」は、スポーツチーム向けに試合の分析や選手のパフォーマンス分析、選手契約、スカウトの場面などで活用できるデータベースと映像分析ツールを提供している。
Hudlのソリューションは、プロクラブからナショナルチーム、ユースチームまで幅広い団体に利用されており、現在の導入実績は全世界で40種目、20万チーム、600万ユーザーを誇る。従業員数は17ヵ国で 3,500人を超える。

売り手の「InStat Sport」は、スポーツチーム向けにパフォーマンス分析のプラットフォームを提供している。
InStatのプラットフォームはHudlと同様に、試合の評価や選手のパフォーマンス評価、試合中の状況判断、選手発掘などで活用されている。データやビデオ映像から得たインサイトを、チーム全体に共有することが可能。また、ユーザーが使用するツールに加え、試合や選手に関する詳細かつ高度なデータが含まれる独自のレポートを提供している。現在は、サッカー、バスケットボール、アイスホッケー、ハンドボールの4分野に進出しており、NHLやNCAA、NBAなど、2,000以上のチームが導入している。
今回の買収により、Hudlはアイスホッケー、バスケットボール、ハンドボールなどの領域でサービスを拡大する。また、InStatはHudlのプラットフォームを活用し、自社の強みである新興国のサッカー領域での事業を加速させる。

いかがだったでしょうか？

わたしたちWでは、定期的にエンタメ・スポーツの資金調達/M&Aまとめをお届けしています。

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