易経に想う

中国古典の易経は、詩経・書経・礼記・春秋とともに四書五経の五経に数えられています。

四書五経と言えば国を治め政治を司る人物の人格形成に関わる書物ばかりですが、易経がその中に加えられていることにどことなく違和感のようなものを感じてきました。

易経はどちらかと言えば、自然の摂理(道=タオ)に則って生きて行く知恵を説いている老荘思想と、自然科学の中間に位置する書物のように感じていました。

焚書坑儒で易経が大きな被害を免れたのもその辺に理由が有るのかも知れません。

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