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運気UP 笑って❗️母の話【温泉編】

私は18歳で実家を離れた。
父はすでに他界し、母は姉夫婦と暮らしている。

姉と相談し、母と姉と私の3人で、母が好きな温泉旅館に行くことにした。
姉がその温泉旅館にまつわる何年か前の話を思いだして聞かせてくれた。

母は自身の姉と妹の三姉妹で毎年温泉に泊まりに出掛けていた。
その時、今回私達が泊まりに行く予定の旅館を気に入って何回か連泊したとき、旅館側の特別な心遣いでスイートルームに泊めてもらったそうだ。
「部屋がいくつもあって、広くて、すごかったの❗️」と、とても喜んで帰ってきたそうだ。
その時の姉は、母や叔母達の送り迎えの為に仕事中に会社を抜け、行ったり来たりの二日間で大変な思いをしたのに、母たち三姉妹からのお礼は感謝の言葉とペットボトルのコーヒーが3本。
「これ、旅館からもらったコーヒーだけど、私達には苦くて飲めないからお姉ちゃんにあげる。」と言われ渡されたコーヒー3本だったそうだ。
もちろん口をつけてあるもので、冗談じゃない❗️と怒りたかったが、怒らず「あら、どうも。」と流したそうだ。

でも、思い出す度その時の穏やかならぬ思いになると言いながらも、直ぐに姉は大笑いして「当の三姉妹はボケちゃったから、誰もスイートルームに泊まった事を覚えていないの。」😁😹


姉の忍耐に脱帽。

一緒に暮らす義理の兄にも感謝。(姉同様、少なからず振り回されている。)

義兄は、私達三人が出掛けて家に一人になる日を楽しみにしている🎵らしい。
その晩、実家は義兄のスイートルームと成る。😂  

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