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コロナ禍の中で期せずして見えてきた、Jリーガーたちの心意気

緊急事態宣言の全国的解除にもようやく漕ぎ着けそうで、長かった自粛期間の影響は残りつつも、街は徐々に動きを取り戻しつつあるようです。大分トリニータも5月19日、全体練習を再開しました。

いろいろと制限つきではありますが、選手たちは全員元気な様子。わたしたちもグラウンドにはまだ行けませんが、練習後にzoom越しの囲み取材が行われ、20社を超えるメディアが集まりました。クラブ公式コンテンツ「トリテン」での練習レポートはこちら。無料記事です。

23日には片野坂知宏監督発案の下、クラブ公式YouTubeでLIVE配信も行われました。練習メニュー、選手たちの表情やボールタッチの様子から見える現在のコンディション、限られた情報ではありますが本当にありがたい。視聴者は1000人超。サポーターの方々もとても喜んでいましたね。よかった。

早ければ6月の終わりないしは7月のはじめにもシーズン再開されそうな気配が漂っていて、われわれも気合いを入れていかねばです。本当に想定外のしんどいシーズンになってしまいました。

ただ、コロナ禍によって失われたもの、取り返しのつかなくなったものは確かに多いけれども、逆にその中でこそ見えてきた別の側面があったことも、収穫として捉えていきたいところです。

たとえばJリーガーの社会貢献。日頃からやっていたことが、リーグが中断したことによって違うかたちでスポットを浴びることにもなりました。トリニータにもそういう選手たちは何人かいて、トリテンでもその一人である野村直輝選手のことを記事にしています。こちらも無料記事。

もとより東京五輪の影響で過密日程が予想されていた今季は、なかなかピッチ外の話を選手たちに聞く余裕もなかったのですが、思いがけない中断期間に、じっくりと人生観を語っていただく機会も得ました。

それから、伊佐耕平選手の「一人スポンサー様訪問」。もともとSNSでの発信に意欲的だった伊佐選手ですが、ここでさらにその試みの本領発揮です。トリニータのスポンサー企業を訪ねて撮影し、一人CM状態。

こんな感じ。それについてのインタビューもトリテンに掲載しましたので是非御覧ください。こちらも無料公開記事。

トリニータはとてもたくさんのスポンサー企業に支えられているのですが、伊佐選手、「全部回る」とのこと。練習もあるのに頭が下がります。

岩瀬健ヘッドコーチと安田好隆コーチによる「Charity Football Discussion」も好評のうちにvol.2まで終え、近日、寄付金を贈呈するとのこと。またそれについてはクラブ公式やトリテンを通じてもお伝えできるかと思います。

そしていまはまだ記事に出来ない楽しみなプロジェクトも、早くお伝えできる日が来ることを心待ちにしながら。

きっとわたしたちサッカーライターにとっても厳しいシーズンは続いていきますが、苦しいときこそ、純粋に、体の底から力が湧いてくるような記事をたくさん届けていきたいなと思っています。

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