(超基本)プライドを捨て、小さく始めて完成させよ
いきなり超大作はできない。漫画ワンピースだって20年以上連載しているがまだ完結していないじゃないか。サグラダファミリアは何年やっているんだ? 品川の工事は?(いつもやってるイメージだが私は関東に住んでいないから知らん。)
冗談を書いている場合ではない、ものづくりをしていて「諦めました」って人が毎年たくさんいるのはなぜか。いきなり超大作を作ろうとしているからに他ならない。長編小説をいきなりは書けない。まずは1行。村上春樹ほどのプロでも毎日10枚書いて終わるらしい。デスノートのジェバンニじゃないんだから、いきなり完成させることなんかできないんだ。
ゲームを作ろうと思ったとする。まずはプレイヤーを画面に表示させるところで1日が終わっていい。例えばスーパーマリオブラザーズで例えるとわかりやすい。初日からクッパなんかいない。クリボーすらいないのだ。まずは画面にマリオを表示させるだけでいい。翌日は右にだけ動けるようにしろ。ジャンプはまだしなくていい。穴もいらん。ゴールもいらん。ただ動くだけだ。更に次の日は左に動くだけで大喜びしろ。まだ三日目でもクリボーはいない。コインの概念どころか時間の概念もない。ただ画面にマリオがいて、左右に動くだけでいい。
そうやって1つずつやっていくのが当たり前。いきなりジャンプができて、クッパと戦ってピーチ姫がいるわけではない。企画を最初から考えてしまうからやる気が失せる。初心者に企画なんかいらん。
マリオがジャンプできるようになるまで一ヶ月掛かってもいい。
そこまでくると作るのが楽しくなってきているはずだ。まずは1-1を完成させろ。何個ステージがあるのかも未定だし、ショートカットができるポイントなんかも当然いらない。そういうのは、まず1-1を完成させてから考えるのだ。むしろ、1-1が完成したらリリースしていい。
リリースすれば、一応ゲームを作ったという称号は得られる。
それで他の開発者より一歩先に行ける。
人生、一回しかゲームが作れないわけではない。何個作ってもOK。
クソダサゲームを1つ作って、まずは完成させろ。それができない奴が多すぎる。それは理想と現実のギャップが違いすぎてドン引きしているからかもしれない。
「俺はもっとできるはず」と思っている開発者が多い。そして変なプライドがある。それが邪魔をする。問題は10年後、20年後だ。最初はみんなしょぼかった。それを忘れて、凄いプロの仕事ばかり目してしまうから引いてしまう。そして、どこかで心が折れてしまうのだ。
ということで、まずは1-1どころか、マリオを画面に表示させるところをやればいい。他人に見せなければどうということはない。マリオを画面に表示させるというか、点を画面に表示させるだけでもいい。
まとめ
ということで、いきなり超大作は無理。毎日コツコツやるしかない。
昨日からダイエットを始めたと友達が言ったとき「まだ太ってんじゃん」という人はいない。
毎日コツコツやれる人が優秀で、目先の快楽を求める奴が馬鹿だということだ。
以上、クリエイターの基本でした。
(知らんけど)