世界の酒とチーズフェスティバル(大丸) (2019.04.12)
大丸東京店のワインフェアに行ってきた。
実はあまり期待してなかった。3年程前に一度行ったことがあるのだが、ありふれたワインばかりで、特にプレミアムなワインがある訳でもなく、何がウリなのか分からなかった。今回は職場に近いということで、あまり期待せず参加してきた。
しかし、予想は良い意味で完全に裏切られた。土着・マイナー品種のオンパレードだった!(ブルゴーニュ等、人気産地もしっかりあります。)アルメニア、トルコ、レバノン、ボスニア・ヘルツェゴビナなど、他のワインフェアでもあまり見たことのない国のブースに溢れていた。数年前まではマイナーな存在だったギリシャやジョージアは今回は完全にメジャーな存在にしか思えなかった。
今回一番の発見は何と言ってもアルメニアのカルムラヒュット種主体で作られた赤ワインだ。このワイン、謳い文句の通りバラの香りがする。バラの香りのする赤ワインは他にもあるが、このワインは時間を置いて奥の方からスパイスを伴って香ってくる。実に面白い。唯一ボトルも買ったので、開栓したら報告しよう。
他に印象に残ったワインは以下の通りだ。なお、試飲容器は全てプラスチックカップだ。
🍇ジャルダン・サクレ(レバノン):
サッバギーエ100%。分かりやすくコレという特徴はないが、奥行きがあり上品。
🍇嘉スパークリング(高畑ワイナリー):
オレンジマスカット100%。まさにアールグレイ。
🍇トゥブルドシュ・ブラナツ(ボスニア・ヘルツェゴビナ):
ブラナツ100%。まさにクランベリー。
🍇ヴェラルダ・アンブラ(クロアチア):
イスタルスカ・マルヴァジア100%。複雑で厚みのあるオレンジワイン。結構良いお値段がする(5千円くらい)。
最後に、最近のトレンドを感じたのがギリシャブース。インポーター曰く、「アシルティコは完全に売り手市場」。作り手は、世界中で大人気のこの品種に対して、どんどん値段を上げているとのこと。それは当然で仕方ないことだとい思うが、フレンチオークでパーシャルMLF・熟成したアシルティコ(5千円以上)には、あざとさを感じざるを得なかった...
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