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「金融暴落!グレートリセットに備えよ」集英社



■大勢 株式市場の天井においてにだけ現れる暴落のサイン『大勢』

吉田虎禅:伝説の相場師 
『ザハウスオブノムラ』アルハルツハウザー著に登場する相場師
80年代後半の総強気で唯一、相場反転を予想した

大勢の示現の具体的な前提条件
① 起点から8~10年かけて5倍以上のレベルに株価が到達している
② 頂点から3か月連続して月足が陰線となり、この3か月連続陰線が
『大勢』のサインとなる。
③ この3か月連続陰線の、上下のひげは無視。実体線の3か月間の
高値と安値の値幅が『大勢の値幅』
④この3か月の『大勢の値幅』を2倍したところが『長大勢』で下値の
ひとつの目安。さらに、3倍したところが『超長大勢』となるところも
想定すると、頂点から最悪は十分の一あたりが下値の目途となる。


■大勢 米国 世界大恐慌時 1929年に現れた『大勢』



起点:1921年9月 6か月連続月足陽線 
起点:1921年9月安値 67ドル

最高値:1929年9月 381ドル 
起点から約10年!起点からおよそ5.7倍!

最安値:1932年7月 41ドル(最安値から340ドル暴落)

大勢 :1929年9月、10月、11月 3か月連続陰線 
大勢の値幅:3か月分の実体線の高値と安値(約120ドル:380~240ドル)
長大線:大勢の値幅の2倍(約240ドル)が長大勢。下値の目安。
超長大線:大勢の値幅の3倍(約360ドル)が長大勢の下値の目途。



■大勢 日本 平成バブル崩壊 1990年に現れた『大勢』



起点:1982年10月 6か月連続月足陽線 
起点:1982年10月安値 6,800円

最高値:1989年12月 38,915円
起点から約8年!起点からおよそ5.7倍!

最安値:2008年10月 6,900円(最安値から32,015円暴落)

大勢 :1990年1月、2月、3月 3か月連続陰線 
大勢の値幅:3か月分の実体線の高値と安値(約10,000円:29,000~39,000円)
長大線:大勢の値幅の2倍(約20,000円)が長大勢。下値の目安。
超長大線:大勢の値幅の3倍(約30,000円)が長大勢の下値の目途。



■GOLDは圧倒的な高騰をみせるのではないか


GOLDは世界が危機的状況に陥ると買われてきた
・9月11日米国同時多発テロ
・サブプライムローン、リーマンショック
・ロシアのウクライナ侵攻
世界的な危機が発生し『ドルの信認失墜』や『リスク資産からの回避』から
GOLD価格上昇する未来が予想される。


■GOLDの価値推移


2023年2月時点 1トロイエンス=1850ドル
1971年8月以前 1トロイエンス=35ドル
1850ドル÷35ドル=52.86倍 
GOLDは1971年から52倍
ドルは1971年から52分の1の価値、1.9%の価値でしかない。
なんと、▲98%の価値の減価が起きている。

1971年のニクソンショックで紙幣の金との兌換を放棄してからは
無限に紙幣が刷れるようになった。そう、まさに、紙幣は紙切れだ。

 
1971年から無制限に通貨を発行できるようになった米国中央銀行であるが、なんと2006年からM3(現金通貨、預金通貨、準備通貨、譲渡性預金(CD))の公表をFRBは未公開としている。ちょうど、サブプライムローンが問題となる直前からだ。公開しなくなった真の原因は不明だが、もう公表できないほどの天文学な通貨の発行高になったことも一因なのかもしれない。

GOLDの総採鉱量は、約15万3000トン。残りの埋蔵量は約5万4000トン程度。無限に埋蔵量があるわけでもないことも、通貨に対してGOLDの価値が優位である原因のひとつである。


■GOLD長期推移を見て【超重要項目】考察


ここはこの本とは別に私の考察

GOLDの長期推移を見ていてとても重要なことを確認。
基本、超長期で右肩上がりだが、極端に跳ね上がる瞬間がいくつかある。
1969年から2022年までの長期チャートを確認すると。
①1972年~1974年にかけて
②1977年~1979年にかけて
③1986年~1987年にかけて
④2001年~2004年にかけて
⑤2006年~2008年にかけて
⑥2009年~2012年にかけて
⑦2019年~

上記①~⑦で加速度的に跳ね上がる瞬間があった。
これはほぼ全て、世界的な事変と重なっている。

①1972年~1974年にかけて
🔴1971年ニクソンショック
②1977年~1979年にかけて
78年 第二次オイルショック
79年 ソ連のアフガニスタン侵攻
80年 イランイラク戦争
③1986年~1987年にかけて
1985年 プラザ合意
🔴1987年 ブラックマンデー
1989年 ベルリンの壁崩壊
1990年 湾岸戦争
④2001年~2004年にかけて
1997年 アジア通貨危機
🔴2001年 米国同時多発テロ
2003年 イラク戦争
⑤2006年~2008年にかけて
🔴2008年 リーマンショック
⑥2009年~2012年にかけて
🔴2010年 欧州債務危機
⑦2019年~
🔴2020年 新型コロナパンデミック
2022年 ウクライナ戦争

考察:①~⑦のGOLDの跳ね上がりと、世界における事変を見ると
面白い事実がわかる、これはもうわかりやすい。
🔴🔴🔴🔴🔴🔴

🔴米国大統領ニクソンのニクソンショック。
🔴米国市場のブラックマンデー。
🔴米国における同時多発テロ。
🔴米国におけるリーマンショック。
◆欧州債務危機。
🔴米国を含む全世界の新型コロナ危機。

戦争や危機が過去半世紀にわたり世界中で起きてきたが、GOLDの価格が跳ね上がって来たのは十中ハ九(先進国で100%)世界の覇権国である米国の本土に関わる危機が起きた時に限るのだ。米国以外では唯一欧州債務危機くらいだ。

中東など世界中でしょっちゅう戦争、紛争、危機が起きているが、これらでの戦争や危機ではGOLDの長期価格はびくともしないこともある。紛争や危機で必ずしもGOLDが高騰するわけではなく、世界の覇権国である米国に関係する危機が起きるとGOLDの価格が長期で跳ね上がるのだ。


■主要国対外純債務純資産の差し引き


日本   +411.2 兆円
ドイツ  +315.7
香港   +242.7
中国   +226.5
カナダ  +152.3
ロシア  +055.2
イタリア +017.1
フランス ▲110.8
イギリス ▲113.7
アメリカ ▲2067.3

アメリカ、イギリス、フランスは対外純資産が純債務より少なくおおきくマイナス。


■為替 ドル高とドル安、戦前からドル高で戦争準備、戦後は戦後処理のドル安(ドル暴落政策発動だろう)


ドル高が続く。構造的な日米金利差、日本の輸入超過による赤字もあるだろうが、米国の意向が大きいのだろう。やはり、ウクライナ戦争に向けてドル高政策、コロナ危機対策、インフレ対策でのドル高政策。ドル高政策は米国の国策であろう。戦争終結、インフレ終結で、ドル高政策はいったん終了だろう。ドル安にシフトすることだろう。しかもかなり急激な。ドルの暴落ともいえるほどの【借金棒引き政策ドル安による】が発動することだろう。


■為替 米国が関わった戦争の経緯とドル円の推移


①湾岸戦争  149円→79円

1990年8月2日  149円 イラク、クウェート侵攻
1990年10月18日 123円 ドル安へ
1990年11月29日 132円 国連安保理、イラクへの武力行使容認
1991年1月17日  132円 多国籍軍、攻撃開始
1991年2月28日 132円 クウェート解放、戦争終結
以降 1995年に向けてドル売り趨勢 80円割れへ

開戦前からドル高、戦争準備段階からドル高。
戦後はドル安となった。

②イラク戦争 132円→75円

2001年9月    115円  同時多発テロ後最安値、有事認識ドル売り
2002年初頭    132円  ブッシュ大統領 悪の枢軸発言
2003年3月19日  123円  米英、イラクの自由化作戦開始
2003年5月    115円  ブッシュ大統領 大規模戦闘終結宣言
2011年12月14日  77円  米軍完全撤退

同時多発テロ後ドル安だったが、その後の準備段階、悪の枢軸発言で戦争準備段階でドル高へ。そして、先取するように開戦後は徐々にドル安へ。
終結後はドル安へ。やはり準備段階はドル高。開戦後は徐々に落ち着き、終結が見えてくると今度はドル安へ。



■為替 ドル高政策、歴代の米国政権のドル高政策は約3年周期。


1990年 160円👈最高値  ✅日本バブル崩壊

1995年 80円
🔴ルービン財務長官『強いドルはアメリカの国益』   
ドル高政策 1995年5月~1998年8月

1998年 147円👈最高値  
✅ロシア通貨危機 
✅LTCM破綻

2000年 105円
✅米国同時多発テロ

2002年 135円 👈最高値
✅イラク戦争

2004年 105円

🔴HIA日本国投資法 🔴日米金利差によるキャリートレード
ドル高政策 2005年1月~2007年6月

2007年 125円 👈最高値

✅サブプライム危機
✅リーマンショック
✅欧州債務危機

2012年 75円

🔴ドル高容認、日銀異次元金融緩和
ドル高政策 2012年10月~2015年?

2015年 125円 👈最高値
✅ブレグジット

2016年 105円
✅コロナ危機

🔴ドル高転換 バイデン政権
2021年4月~2024年?


■為替 スイスフランと円 『有事の円買い』の終焉


かつて、スイスフランと日本円は有事の通貨として何か危機が起きれば
常に買われてきた。中でも日本円はスイスフランよりもより買われてきたのだ。

①アジア通貨危機
②LTCM破綻
③ITバブル崩壊
④米国 9.11 同時多発テロ
⑤サブプライム危機
⑥リーマンショック
⑦日本 3.11東日本大震災
⑧欧州 BREXIT

上記のすべての世界、米国、日本の有事、危機において
日本円がスイスフランに対して大きく買われてきたのだ。

しかし、今はガラリと変わってしまった。
⑨コロナ危機
⑩ウクライナ戦争
コロナ危機が起きても、ウクライナ戦争が起きても
スイスフランが買われる時代がやってきた。
コロナ危機、ウクライナ戦争などの世界的な有事が起きても
円が買われない時代になった
のだ。




■太陽黒点サイクル 2024~25年前後最大値=バブル頂点


地球上のすべての生命、すべての経済活動、すべてのエネルギーの
ピークとボトムに最大の影響を与えているのが太陽のチカラ。
太陽黒点の変化の記録と、金融市場サイクルには明らかに影響がみられる。

サイクル⓪~サイクル㉕ 
サイクル0-1749年開始
1843年サイクルが11年周期発見

サイクル㉒ 1985~1996年 
1989~1990年最大値=日本平成バブル

サイクル㉓ 1996~2008年 
2000年最大値=ITバブル
2007~2008年最小値=リーマンショック

サイクル㉔ 2008~2019年
2013~15年最大値=政権交代、アベノミクス始動
2019年末~20年=コロナ危機、パンデミック

サイクル㉕ 2019年~2030年
2024年前後最大値=AIバブル頂点
2030年前後最小値

サイクル㉖ 2030年~2041年
2035年前後最大値
2041年前後最小値




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