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通貨、貨幣価値について


造幣局の桜の通り抜けに行ってきた。もう140年以上続く伝統文化だ。
天皇陛下もかつてご来局され、その際の立派な洋館も残る。

売店では、記念の通貨にゆかりのあるお菓子もある。
気になったのは、黄金の(メッキだろうが)辰年ブックマークなど。
辰年としては気になる。

購入したのは、お洒落な通貨のデザインが秀逸で色使いも鮮やかな
ゴーフル缶。裏の表示をみたら風月堂だ。
さすが風月堂、洗練されたデザイン。


お菓子をみつつ、桜をみつつ、造幣局を通り抜けつつ、
円という貨幣について、あらためて考えさせられる。



貨幣の発行量


債券の発行量


貨幣の発行量、債券の発行量は、通貨の信認と国家の信認に基づいている。
信認を維持するために無制限に発行することがないように、打ち出の小槌にならないように、日本はもちろん世界的に、中央銀行による国債の直接買い取りは禁止されている。当たり前だ。国の無制限な借金を、国が無制限に貨幣を刷ってあからさまに返したら駄目だ。これは『財政ファイナンス』『マネタイゼーション』と呼ぶ。中央銀行が発行した通貨で国債を直接かつ大量に買い取り、国の財政赤字を穴埋めすることだ。これは、政府の財政支出に歯止めが利かなくなり、ハイパーインフレにつながった歴史の教訓からタブーとされている。

しかし、今の日本はどうだろう。YouTubeや国会では偉い方々がもっともらしい理由を述べて、『日本は大丈夫、国民の資産がたんまりあるから。』
とおっしゃるが、それって、国のもはや返済できるわけがない持続不可能なところまで積み上がった国債の返済のために国民の資産を取り上げるというか、当て込む前提ということだよね。現実的には、さらに円と無限に刷り続けて、円の価値を無価値化し、借金をなくす方向に進んでいる。

米国ももちろん、赤字国債と$を凄まじいペースで発行しているので、ドルももちろん弱い。が、米国は覇権国であり基軸通貨ドルを保有しており日本とはおかれている立場が全く違う。ドルも弱いが円はさらに弱いということだ。

これに対する防衛として私の結論は、円を保有しないということに尽きる。

毎月の給与や、賞与などはそのままにせずに、数か月分の生活費を除いてすぐに証券口座へ移す。そして、株式投資へ回し、日々の株価の上下には動じずに常に株式市場へ保有資産の大半を置き続けるようにしている。
今は、全体資産で9割近く、8割以上を株式市場に置いているので、バランスが偏重しており、GOLDへのシフトを進めている。GOLDへのシフトについては一気にではなく、徐々に徐々にだ。毎月コツコツとGOLDを定額買い付けするようにしている。

確定拠出型年金はGOLDと株式インデックスを半々にしているが、全体資産も最終的には半々くらいまでGOLDの比率を高めてもよいが、今はまだまだ資産形成期。しっかり株式市場でリスクを取る時だ。まずはGOLDを全体の20%くらいを目途に増やしていきたいと思っている。




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